某歴史小説と某淫夢動画の共通点
- 2023/01/16
- 01:00
(あくまで個人の感想です)
「戦国時代に宇宙要塞でやって来ました。」と「ゆうさく牧場(カズヤ牧場)」の共通点。
(あくまで個人の感想です)
本題に入る前に両者について簡単に説明しておくと、まずは「戦国時代に宇宙要塞でやって来ました。」
小説家になろうやカクヨムに掲載されている小説。
タイトル通りな内容だけどSFな技術は偵察や本拠地である小笠原諸島の開拓に使うくらいで現地人相手にビームぶっ放して勝利とかそういうのはない
歴史小説(に限った話ではないけど)主人公と対立する陣営を馬鹿と描写する作品が多い中で本作は偉人へのリスペクトが感じられる。
名を残したひとかどの人物はそれに見合った判断力、胆力、矜持が描写されるので負けても株が落ちないしむしろ上がる。
無能もいるけど、主人公達が起こす変化が早すぎて対応出来なくても仕方ない……って気分になる。昨日まで通用した慣習が急にダメってなっても普通の人間は適応出来ないよね。
一方のゆうさく牧場とカズヤ牧場はニコニコ動画に投稿されているストーリー風のウイポのプレイ動画×淫夢。
投稿者兄貴の血統や各国の競馬事情に関する知識が太すぎてほんへから脱線した内容でも大変読み応えがある。
この二つに共通点を見い出そうなんて「お…お前 変なクスリでもやってるのか」と言われそうなんだけど、作風というか受ける印象が似てるんだよ。
(あくまで個人の感想です)
それはずばり、主人公以外の陣営に恩恵があるとチートしても不快感がない。
宇宙要塞の方、たとえば本作の武田晴信(信玄)は史実よりかなり速く戦国大名の座を失ってしまう。
武士としたら先祖代々の土地を手放す事に膠泥たる想いがあるだろうけど、現代人目線だとクソみたいな立地で自分勝手な国人の相手をするより降伏して代官やってる方が幸せなんじゃないかって気分になる。日本住血吸虫も将来的にはなんとかなりそうだし。
織田と六角と北畠はズッ友だょ……!
信玄が父と和解して嫡男との関係も良好だったり信長が母親や弟と仲良しなのは史実を知ってるとほっこりする。今川の太原雪斎や朝倉の宗滴も穏やかな余生を送れてるし。
主人公が織田陣営の作品で足利義輝が聡明で協調出来る相手として登場するのってかなり異色な気がする。
家族に見守られながら往生した三木さんとか登場するたびに評価を上げていく小笠原さんとか地味に好き。
尾張近辺の農民は確実にこっちの方が幸せだと断言出来る。
海の藻屑になった宣教師や堺などの一部商人? コラテラル・ダメージってやつだね。
次にゆうさく牧場の方だけど、基本的にウイポシリーズは低難度だとGⅠ2桁勝利も簡単。
更にお守りもバンバン使って名馬を所有しているのでレースでは無双状態。なので勝ち鞍を奪われた史実馬も多いんだけど、レース以外に目を向けると
・生産者は主人公が生産した異系でGⅠ勝ちの実績がある種牡馬を安価で使える。
・日高はラムタラを購入する必要がなくなったし社台もSS系牝馬の繁殖相手に困らない(更に吉田兄弟は濃い血統トークが出来るようになった)
・大物馬主達は歯応えのあるライバルが現れて嬉しい。
・史実で悲惨だった調教師や騎手の何人かは救済されてる。予後不良から救われた馬も。
・地方競馬も活性化。
など各方面が恩恵を受けている。
自分が馬の名誉を汚してはいけないと断酒するDMN調教師とかサンエイサンキュー救済からの光堕ちするTBR……自分、涙いいすか?
ただ、スーパークリークNTR(ナリタトップロード)展開があるので苦手な方は注意。あとリアル系名馬が見たい人にも合わないかも。
ウイポでリアル系だと「やる夫の競馬狂想曲」かな。あっちもラムタラがGⅠ馬を出してるしプイプイに匹敵する種牡馬をシンジケート出来て完全勝利した日高UCだし。
まあ、ONDISKの一貫した配合理論でやってるゆうさく(カズヤ)牧場と違って浪漫配合で結果を出してるから社台はSAN値が低下してるが。
ちょっと話は逸れるけど、ヒカ碁の二次でヒカルが原作より強化された結果アキラや緒方さんがウキウキしてる作品なんかは読者から好評だし、原作キャラの功績や立場を奪うオリ主は駄目だとよく言われるが、ガンダムSEEDでキラの負担が軽減されてるとかヒロアカでデクに後遺症が残らないとか銀英伝のヤンやギアスの藤堂がトップではなく裏方や参謀をやっている二次も読者から好意的な印象があるので結局書き方次第。
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