「Q:鞍上は福永祐一で無敗三冠と翌年のジャパンカップも勝った馬の名は?」 ハクタイユー(偽)系で往く白毛馬挑戦録 第28回
- 2022/12/26
- 16:00
2014年
ファンからモテモテのカロルスフェルト。連覇をかけて春天に臨むも昨年の2着馬レッドカドーに敗北。
4歳馬達の戦い。
ディグニティヌーリが強豪ダート馬を蹴散らし春秋ダート制覇。ディグニティゲストの後継としての地位を確立。
ドバイシーマクラシックを勝利して世界クラスとも渡り合えると証明したスノウスケープ。
その後ジャックルマロワ賞も制した事で九郎は豪州のジ・エベレストへの参戦を決めるが……
芝の質が日本に近いとはいえぶっつけ本番は厳しく、1着のマーレクに7馬身を離されたとあっては掲示板入りを喜ぶ事も出来ない。
次走のマッキノンステークスは圧勝するも、馬の能力に問題ない事を証明したのは一層後悔を際立たせてしまった。
新潟千直。6着までがほぼレコードタイムという激戦を制したテューティラリー。
米国遠征をしていた3歳馬2頭。
ケンタッキーダービーの前哨戦としてクラウンアルビオンがサンタアニタダービー、ハイヤーペイトロンがフロリダダービーを勝利。
87年にマッツィーニがアリシバに破れてから27年。
その孫2頭がチャーチルダウンズ競馬場に殴りこむ。
九郎&綿兜((ハイタッチ))
日本人馬主の馬がアメリカクラシックを勝った例は既にエーピーインディとフサイチペガサスがあったが、父内国産馬による勝利は史上初。
「あの馬主ならそのうち勝つんじゃない?」という空気もあったがこの快挙は日本でも大きく報じられた。
この勢いのまま三冠達成! と行きたかったが……
獲得出来たのは一冠に留まる。無論、過酷な日程で行われるアメリカ三冠レースで1着3着3着という成績は非凡さの証であるが。
(ハイヤーペイトロンはいったん帰国してJDDを勝利)
その後も勝てないまま4ヶ月後――
どんな世代であろうと毎年必ず一頭は生まれるのがダービー馬である。
そしてダービー馬は他の世代と戦い勝つ事で同期の強さを証明しなければならない。
のだが……
九郎「ダメかー!!!」
九郎「ぐぬぬぬぬぬ……」
綿兜「レクスソール以上に難しい仔ですね。身軽ではあっても馬力が足りない」
またこの10月の5週目は他にも
年末。
苦戦が続くアルビオンとは逆にハイヤーペイトロンが古馬相手に快勝。
とはいえ斤量差もあるので本番は来年である。
2歳戦ではホマレビャクヤがホープフルを勝利。
芝の2歳GⅠを勝った事実はルーキスオルトゥスの種牡馬事情にも大きなプラス。
そして年の瀬の大一番有馬記念。
🦍「フンッ!」
🕺🐴🚢🦐「「「「ウワーッ!!!」」」」
九郎「たまにテン乗りを依頼するくらいで関係は薄いけどめでたい話だな」
綿兜「木幡初広騎手は中小馬主にとっては神のような存在ですからね。もしいつものノリで海外に拉致しようものなら大ブーイングですよ」
九郎「そんなに」
綿兜「ドバイで乗る為に高松宮記念、BCで乗る為に秋天、香港で乗る為に阪神JFや全日本2歳優駿がダメというならまだ理解は得られるでしょうが、聞いた事もないような海外のGⅡGⅢの為に八大競走での騎乗が不可となったら恨まれますよ」
トライアルを勝利した二冠牝馬を凱旋門賞に出走させて最下位。
これにより陣営の判断は大きな議論を呼び、10年以上経ってもハープスターの話題になると荒れる要因になってる。
「斤量は3歳牝馬が一番有利なのだから間違ってない判断」「札幌記念5着だけど洋芝適性あったの?」「後知恵で批判すんな」「凱旋門を目指すなら紫苑Sは不要だったろ」etc
ストレイトガールがスプリンターズS連覇。
恐ろしい牝馬はジェンティルドンナだけではない。
クラシックを3頭が分け合った結果クラウンアルビオンが日米の最優秀3歳牡馬に選出。
結局一流古馬相手に勝てなかったアルビオンが選ばれた事に九郎は複雑な心境。
それはそれとして他人にあれこれ言われるのはムカつく九郎はネットでアンチとレスバした。
年度代表馬はエピファネイア。
九郎「いやー強いな」
綿兜「血統も良いですから種牡馬としても大成しそうです」
九郎「へへっ、どんな馬が出てきても今度はうちの子が勝ってやるぜ」
九郎「キンカメとボリクリの獲得賞金を足しても勝てないとかお前なんなんだよディープ!」
レクスソールに一定の種付け依頼があって九郎は一安心。
今年はディクタートルとスパーブリネージュが種牡馬引退して河島牧場に帰還。
九郎からのサポートが乏しいながら両者共に高い勝ち上がり率を誇りGⅠ馬も輩出した有料種牡馬であった。
引退は三頭。
スケープとヌーリはともかくカロルスフェルトの2着率を見るといささか後悔が込み上げる九郎だった(一般的に八大競走を含めたGⅠ4勝は立派な成績だが)
ウマ娘から入ったシンザン「地味に名馬では?」
古参「派手に名馬だよ!」
ディープインパクト産駒打倒を誓うストレンジワールド産駒のシャウラ
幼駒時代から抜群の動きの良さを見せたヘオスフォロス
花の一族出身のキオナティ
イントラムロスのラストクロップ、リサール
など4頭が入厩。
競馬ファン「ハクタイユーの4x4x4x4、ニジンスキーの4x4(キオナティ)にハクタイユーの2x4、マッツィーニの3x4、ノーザンダンサーの3x5(リサール)……ヒェッ」
競走成績
・カロルスフェルト
中山記念 2着
大阪杯 3着
天皇賞(春) 2着
宝塚記念 8着
デルマーH 1着
カナディアン国際S 1着
天皇賞(秋) 2着
ジャパンC 6着
有馬記念 2着
・ディグニティヌーリ
フェブラリーS 1着
かしわ記念 1着
スティーブンフォスターS 1着
A.G.ヴァンダービルトH 1着
サンタアニタスプリントS 1着
BCスプリント 2着
チャンピオンズC 1着
・スノウスケープ
ジェベルハッタ 4着
ドバイシーマクラシック 1着
ヴィクトリアマイル 1着
ヨークS 1着
ジャックルマロワ賞 1着
ジ・エベレスト 4着
マッキノンS 1着
有馬記念 6着
・テューティラリー
シルクロードS 1着
高松宮記念 12着
新潟大賞典 1着
安田記念 6着
CBC賞 2着
アイビスサマーダッシュ 1着
セントウルS 5着
スプリンターズS 3着
マイルCS 2着
・クラウンアルビオン
ルイジアナダービー 2着
サンタアニタダービー 1着
ケンタッキーダービー 1着
プリークネスS 3着
ベルモントS 3着
ジムダンディS 4着
トラヴァーズS 2着
オーサムアゲインS 5着
BCクラシック 4着
ミスタープロスペクターS 1着
マリブS 1着
・ハイヤーペイトロン
サンフェリペS 1着
フロリダダービー 1着
レキシントンS 1着
ケンタッキーダービー 6着
アファームドS 2着
メトロポリタンH 4着
ジャパンダートダービー 1着
スーパーダービー 1着
ウッドウォードS 1着
BCダートマイル 2着
東京大賞典 1着
・ホマレビャクヤ
新馬戦 1着
野路菊S 1着
東スポ杯2歳S 1着
ホープフルS 1着
ウイポ
Winning Post 9 2022
ウイニングポスト9
WP9 2022
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