某AVメーカー、女優の代役にスタッフを出演させて問題に

先日可決されたAV新法では出演させる女優とは一ヶ月以上前に契約を結ばねばならず、急な事故や病気で出演不可になっても代役を立てられず現場に混乱を生んでいた。

そんな中、あるアダルトビデオメーカーが発売した作品が問題になっている。その作品とは「GREAT KINGOKU」の「淫乱上司と二人っきりの残業中にこっそり悪戯されたら……」

女上司と夜のオフィスで残業中の新人社員が女上司に誘惑され……という内容なのだが、撮影当日になって本来出演予定の女優が児童猥褻容疑で逮捕されたのだ。既にオフィスは借りているのでここでバラシとなると少なくない損害が生じる。しかし上記のようにAV新法で代役は使えない。窮したスタッフ達はここで魔が差してしまう。

たまたま見学に来ていた「GREAT KINGOKU」代表の伊師井和弘氏が自分が代役として出演すると名乗り出たのだ。自分なら契約書を交わさなくても問題にならないだろうと。

この申し出を受けたAV監督は大喜びし、急遽伊師井氏を代役として撮影が開始される。

男優はこの決定に難色を示すも監督命令ということで渋々承諾。ところが本番が始まると男優は勃起しないどころか嫌悪感を抱き始める。いきなりホモセックスをする事になったのだから当然だが、やむなく監督（43）が新人社員役を務める事でなんとか撮影は終了。

こうして完成した本作、内容が内容だけにゲイポルノとして発売されるべきだったが、現場猫案件により通常のAVとして発売、サンプル動画を見た利用者の指摘によって事態が発覚した。

伊師井氏は記者会見を開き「スタッフの生活を守る為に苦渋の決断だった」と説明。そして今後はこういった事が起きないよう気をつけたいと語った。

しかしネット上では「掘られたかっただけだろ？」「出演者が捕まったからって代わりに出ちゃうなんてどんだけ欲求不満なんだよ」「ホモビデオに出るためにAV会社作ったのかよwwwww」などと批判の声が相次いだ。

ただ伊師井氏をよく知る人物は「あの人は仕事熱心なだけで別にホモという訳では……いや、うーん。少なくともネットで言われているに男が好きだからというだけで出演したって事はない……筈」とコメントした。

また本来出演予定だった女優は獄中での取材に対して「腹抱えて笑った。あのおっさん、前に前立腺マッサージしてやったら気持ち良すぎて泣いてやんの！　しかも演技じゃなくてガチ泣き！」と楽しげに語った。

なお伊師井氏の努力も虚しく、本作のDVDは回収され現在は販売停止となっている。だがネットに違法アップロードされている物が多数あり、現在もダウンロードできる状態だ。もし興味がある方は一度ご覧になってみてはいかがだろうか？

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