りあむが志希にゃんに食べられる話(しきりあSS shiamu)
- 2022/02/17
- 12:00
「りあむちゃんイイ匂いがするね。ハスハス~♪」
「ちょっ、志希ちゃん!?」
志希ちゃんに抱き着かれて、ぼくの心臓が跳ね上がる。
やばい! これはヤバいぞ!! ドキドキしすぎて死んじゃうかもしれない!! 死因:キュン死とかマジで笑えないんだけどぉ~~~~ッ!!!
「……えへへ、本当にイイ匂いだよ?」
「ふぇっ!? そ、そうかなぁ? 自分じゃ全然わかんないんだけど……」
志希ちゃんはいつも通りだ。まるで、何も気にしていないかのように、平然としている。
女の子同士ってこういうの普通なの!? ぼく、ぼっちだから分かんない!
「うん、そうだよ~」
志希ちゃんが顔を近づけてくる。顔が良すぎる。女神?
彼女の吐息を肌で感じる距離まで近づき、そこでピタリと止まった。
「ねぇ、りあむちゃん…………キスしてもいい?」
「…………へっ?」
突然すぎる問いかけに、思考が追い付かない。
なんで急にそんな話になるんだろう? キス? 誰に? どうしてぼくに訊くのだろう? もしかしてからかわれているんだろうか?
ぐるぐると考えているうちに、志希ちゃんの顔が近づいてくる。
唇と唇の距離がゼロになるまであと数センチというところで、ようやく理解した。これっていわゆるアレじゃん。
『キスしていい?』って質問はつまり、『OKなら目を閉じろ』っていう意味なんだよね? そう解釈しても間違いじゃないはずだ。だって、漫画でもアニメでもドラマでも映画でも小説でも、みんなそういう風に言ってたもん。
志希ちゃんとキスしたいかって言われたらしたいけど、同時に恐れ多い。でもこんなチャンス、一生に一度しかないかもしれないし……
ぼくはぎゅっと目を閉じる。
するとすぐに柔らかい感触が唇に触れた。……あれ? 思っていたよりずっと軽いな? 初めてのキスなのに、あまり緊張しないのはそのせいだろうか? それとも相手が志希ちゃんだから? 女の子同士だし、友達みたいなものだから、こんなものなのかな? 女子高じゃふざけてキスするって前にネットで見たし。
「ありがとう、りあむちゃん」
お礼を言う志希ちゃんの声が聞こえると同時に、唇が離れる気配があった。
「ど、どういたしまして……?」
ゆっくりと目を開けると、そこには満足そうな表情を浮かべている彼女がいた。
その顔を見た瞬間、ドキリとする。
さっきまでの余裕たっぷりな態度とは打って変わって、頬を赤らめながら照れくさそうにしているのだ。
初めて見る表情だった。普段はクールでミステリアスな雰囲気をまとっている彼女が見せたギャップに、ぼくの心は撃ち抜かれてしまったらしい。
気が付くと、ぼくの方からも彼女に顔を近づけていた。……ちゅっ。
そしてそのまま、再び唇を重ねる。今度は先ほどよりも長く。お互いの存在を確かめ合うように何度も繰り返す。
いつの間にか、ぼくたちは両手を握り合っていた。志希ちゃんは嫌がっている様子はない。むしろ受け入れてくれているみたいだ。
それを確認してから、ぼくは思い切って口内に侵入を試みる。
ぬちゃりと湿った音が聞こえたのは一瞬だけだった。すぐに彼女の方から積極的に動き始めてくれたからだ。
「はぁ……んっ……♡」
絡みつくような濃厚なキス。それはもうディープキスと言って差し支えのないレベルだ。
だけどぼくらは別に付き合っているわけじゃないし、恋人でもない。
それどころかお互いに好き合ってすらいないのだ。……いや、正確に言うと違うかな? ぼくは志希ちゃんのことが大好きだけど、彼女はぼくのことをどう思ってるんだろう……
うーん……よくわかんない! まぁとにかく、今はただこうしていよう。互いの体温を感じながら、気持ちを高めていく。
「んっ……んぅ……」
志希ちゃんの鼻息が荒くなる。
呼吸する暇もなく攻め立て続けているから当然だ。……苦しいんだろうな。そろそろ終わらせないと。
名残惜しかったけど、最後に彼女の下唇を強く吸った後、口を離すことにした。
「ぷあっ……」
大きく深呼吸をする彼女を見て、少しやりすぎたかもしれないと思う。
「ご、ごめん! 大丈夫だった!?」
慌てて謝ると、「だいじょぶだよ~」と、いつも通りのゆるふわボイスが返ってきた。……よかった、怒ってはいないようだ。
ホッとしているぼくに、志希ちゃんが言った。
「ねぇりあむちゃん、もう一回キスしたいんだけどいい?」
断る理由なんてどこにもない。
「うん、もちろん」
返事をしながらぼくは再び目を閉じる。するとすぐに柔らかい感触が唇に触れた。だがそれだけではなかった。
……あれ? 胸を揉まれてる? それも結構強く……。
「ちょ、ちょっと待って志希ちゃん!」
思わず制止の言葉を口にしたぼくだったが、時すでに遅し。
「えへへ~♪」
楽しげな笑みを浮かべながら、彼女は行為を続けてくる。
「そんなところまで触るのは反則だってば!!」
「ん~、でもりあむちゃんも満更でもなさそうだよ?」
「そ、そんなことないよ!? っていうか本当にダメだからね? そういうことは本当に好きな人同士でしかしないんだよ? わかる? 志希ちゃん」
「うんうん、わかってるって。大丈夫だよ。あたしもりあむちゃんのことが大好きだよ? だから安心して全部任せて? 絶対に後悔させないから。じゃあいくよ? せぇー……のッ!」
「わぁああああああああああ!!!!! ストップストップストォオオップゥウウウッ!!!」
大声で叫んだが志希ちゃんは止まらず、結果ぼくは彼女と一線を越えてしまうことになったのだが、それはまた別のお話である。
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