聖♡ヌルヌル女学園 お嬢様は恥辱倶楽部 零 - Wikipedia
- 2021/12/29
- 12:00
聖♡ヌルヌル女学園 お嬢様は恥辱倶楽部 零
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『聖♡ヌルヌル女学園 お嬢様は恥辱倶楽部 零』(セイント♡ヌルヌルじょがくえん おじょうさまはちじょくくらぶ ゼロ)は大正時代の女学園を舞台にした18禁恋愛アドベンチャーゲーム。略称は「ヌル女零」
シェアードワールド作品であり、複数のシナリオライターによって3つのバージョンが発売された。
概要.
ノベルス・デフォルト
大正時代の東京が舞台で、主人公・高城優斗が女装し、女性として生活しているという設定である。
本作のテーマは「男装と女装の狭間にあるエロス」であり、「女装」する主人公が「男装」するヒロインたちとの恋を楽しむというコンセプトになっている。
本作の特徴として、キャラクター原案を担当したイラストレーターの鈴羅木かりんによる美麗なイラストが挙げられる。
また、キャラクターデザインを務めたいとうのいぢによってデザインされたゲームキャラクターの服装や髪型などの設定も凝ったものになっている。
本作は、美少女ゲーム雑誌『メガストア』にて連載されたコミック版を元に製作されている。
コミック版では、ストーリーの大筋は原作のゲーム本編と同じだが、一部異なる展開が見られる。また、登場人物たちの関係などもオリジナル要素が強いものとなっている。
あらすじ. 主人公の高城優斗はある日、父から手紙を受け取る。それは、父がかつて通っていた女子校への入学案内だった。
父の母校ということで興味を持った優斗だったが、実はこの学校は由緒ある女子校のようでありながら、裏では密かに男子生徒を募る秘密倶楽部が存在していたのだ。しかもその倶楽部は、優斗の父が始めたものだった。
かくして、優斗は女装して学校を訪れ、そこで校長を務める叔母に出迎えられる。そして、彼女は優斗を自分の姪だと勘違いしたまま、彼のことを「優ちゃん」と呼んで可愛がり始める。
こうして、彼は男であることを隠して女子校の生徒となることになった。
一方その頃、各地では正体不明の怪盗による強盗事件が頻発していた。怪盗は赤いマントに身を包み、犯行現場に奇妙な紋章を残して去っていく。
怪盗の目的は謎に包まれていたが、警察は事件の解決のため、彼らに懸賞金をかけることにした。
そんな中、優斗は学校内で連続盗難事件が発生していることを突き止めた。犯人は盗み出した品物をどこかへ持ち去っており、中には貴重な美術品も含まれていたことから、優斗はその犯人を捕まえることを決意する。
しかし、そんな彼に魔の手が迫っていることを知る由もなかった……。
登場人物.
高城優斗
本作品の主人公。父は華族の家柄で資産家の高城源一郎。母は幼い頃に他界している。
女装時は黒髪ロングヘアーのカツラを被ることが多い。
一人称は「僕」または「私」(稀に「俺」を使うこともある)。普段は明るく社交的な性格だが、人見知りをする一面もある。また、男らしい口調で喋ることもある。
趣味は料理で、特に和菓子作りを得意としており、将来は自分の店を持ちたいという夢を持つ。また、音楽にも造詣が深く、ギター演奏が得意。
水橋静流
本作品のメインヒロインの一人。
元は京都の名家出身だったが、家が没落したため東京に移り住み、高城家で女中として働いている。
優斗とは親戚同士(優斗の母が水橋家の出身)で、子供の頃はよく遊んでもらったため彼を兄のように慕っている。そのため、優斗が女装して女学校に通うことを知ったときは彼を止めるために追いかけてきた。
真面目な性格だが融通が利かない面もあり、よくドジを踏むことがある。
趣味は琴の演奏と裁縫(ただし、不器用)。また、ピアノも弾けるなど多芸である。
男装時の名前は「水橋薫」。
秋月忍
もう一人のメインヒロイン。
元華族の家系で資産を多く持つ名家の娘だったが、現在は親元を離れて暮らしている。生まれながらに不思議な力を持つ。
男性恐怖症を患っているが、女装した優斗に対しては恐怖心を抱くことなく接することができる。
優斗に好意を抱いているものの素直になれず、つい冷たい態度を取ってしまうこともあるが、本当は彼と仲良くなりたいと思っている。
男装時の名前は「秋月龍之介」
天川瑞希
クラス委員長を務める才色兼備の少女。それゆえか周囲に壁を作りがちであり、常に一人で行動することが多い。
しかし、根は優しい性格で、自分に優しくしてくれた優斗のことを気に入っている。
両親が旧財閥系の名門一族出身で、自身も裕福な家庭で育った。
男装時の名前は「天川瑞樹」
神楽瑠璃
優斗のことが好きで、彼が男だと知ってからも想いを寄せ続けている。
実家は旧大名家で大金持ちのお嬢様だが、女嫌いの父の影響で男装生活を送っている。
男装時の名前は「神楽遥輝」
月島薫子
歓楽街で働く女郎屋「美久里」の看板娘。
かつては天才剣士として名を馳せていたが、今は足を洗って普通の女性生活を営んでいる。
父は同ライターの「大正怪奇譚 帝都いろは歌」の月島一刀斎。
男装時の名は「月島悠悟」
月ヶ瀬紗奈
女学園で教師を務める女性。「先生」と呼ばれることが多い。
元々は帝国陸軍の軍人だったが、男装している時に偶然出会った優斗に興味を持ち、彼を追って教師になった。
男装時の名前は「月ヶ瀬京」
雪原紅葉
帝都を騒がせる怪盗「紅衣」
盗んだものは赤いリボンで飾り白い箱に入れて持ち去る。
また、犯行現場には薔薇の花びらを落とすという特徴がある。
変装の達人であり作中の幾つかのシーンで他のヒロインに成り済ましている可能性が示唆されている(小説版では明言)
男装時の名前は「雪原蓮」
黒江渚
学園の女医。
白衣の天使のような慈愛に満ちた人物だが、一方でかなりのサディストでもある。
女装している優斗を診察した結果、「君が二人いれば男女両方を愛せるのに」と評するなど独特な感性の持ち主。FDのサブシナリオによれば平成でも存命で兄の子孫を可愛がっている。
男装時の名前は「黒江奏介」
高城源一郎
優斗の父にして、実業家。
高城グループという会社を経営しており、多くの企業や銀行に融資を行っている。
優斗に女装させるきっかけを作った張本人であり、彼自身も女装することがある。
一人称は「私」。
高城千鶴
優斗の母。故人。
高城源一郎の妻だったが、病弱な体質だったため若くして他界している。
その他. 本作に登場するキャラクターたちの多くは過去に何かしらの問題を抱えているという設定になっており、ゲーム本編ではそれらの問題が解決していく過程が描かれている。
また、本編では語られない設定も多く存在し、それらを物語の中で解き明かしていくのが本作の醍醐味となっている。
制作エピソード.
「大正ロマン」をテーマとした本作は、大正時代の文化や風俗に詳しくなければ書けない作品だった。
そこでシナリオライターであるくーるくるりは、まず大正文化について勉強して知識を深めた。
「例えば、当時使われていた下着とか、当時のファッション、それに女性の髪型についても調べましたね。あと、当時はハイヒールを履いていたそうなので、それも履いてみたりしました。大変だったけど、楽しかったですね」とのこと。
さらに、「『お嬢様』とはどういうものなのか?」という点を掘り下げるため、メイド喫茶に通い詰めて取材も行い、そうして得た知識を基に、執筆作業を開始した。
「『男装』と『女装』の境目」については、男装にハマっていた時期のあるくーるくるり自身が感じていたもので、それをヒロインたちに反映させた。また、「男装」するヒロインたちが「女装」した主人公に恋をするという展開は、企画の初期段階から決まっていたものである。
「『男装』のヒロインが『女装』の主人公に惹かれるという展開が大好きで、いつか書きたいとずっと思っていたんです」と語る。
そして、本作には「百合要素」も取り入れられている。これは、もともと百合好きだったという背景があるからだそうだ。
「元々、私が好きなのはBLのほうで、百合にはそこまで興味がなかったんです。ただ、あるとき『ガールズラブ・アンソロジー』(以下GA)という同人誌の存在を知って、読んでみたんですよ。そしたらすごく面白くて! それからは、百合作品も積極的に読むようになりました。今ではすっかり百合ファンです(笑)」
なお、本作では「男装」と「女装」はどちらも一種の変身願望の表現であると捉えられており、ヒロインたちの男装は「男装したい」からではなく「自分を変えたい」という思いが反映されている。
「ヒロインたちの葛藤を描くことで、彼女たちの心情が理解できるようになっています。ぜひ、彼女達の心境の変化に注目してほしいですね」
評価.本作は発売前から注目度が高く、発売後もセールスを伸ばし続けた。
Getchu.comのレビュー記事では、ライターのハラショー氏は、「主人公の優斗が女装して女子校に紛れ込むというシチュエーションがまず面白い。しかも、そこにヒロインたちの過去や秘密といったドラマが絡んでくるから飽きが来ない」と評価している。
また、ハラショー氏のレビュー記事では、ビジュアル面についても触れられており、ヒロインの「水橋静流」の可愛らしさについて触れられている。
さらに、本作の魅力は「何と言ってもヒロインたちが可愛い! それに尽きる!」と絶賛されている。
最後に、ハラショー氏は本作がエロゲーの名作であることを強く推しており、本作をプレイした読者にはぜひともこのシリーズをプレイするよう強く勧めていた。
最後に、本作をプレイしたユーザーの意見を紹介する。
「女装して女子校に入学するというシチュエーションが面白かったです。しかも、女装する主人公に好感が持てるし、女装した主人公がヒロインたちと恋仲になるのがとてもよかったですね。」
「ヒロインたちとの恋模様が可愛らしくてキュンときました。また、彼女たちの抱える問題なども明かされていき、それを解決していくのがすごくいいなと思いましたね。」
「ヒロインの女の子たちはみんな可愛くて魅力的で、ストーリーもいい感じで盛り上がっていました。ただ、残念だったのはエッチシーンが少なめだったことでしょうか。もう少しヒロインたちを可愛がりたかった……」
「女装男子と男装美少女たちの恋愛は、見ていて微笑ましかったですよ。また、ヒロインたちの抱えていた事情も明かされ、それを乗り越えようとする姿も良かったと思います。」
「女装モノということで最初は抵抗がありましたが、いざやってみると案外ハマってしまいましたw お嬢様キャラは萌えますよね。また、優斗が女装したままで学校生活を送るというのは新鮮でもあり、興味深かったです。」
「あのエッチシーン、設定より胸が小さいから紅葉の変装だろうな」
「全体的に見てクオリティの高い作品だと感じました。とくに、ヒロインたちの心の闇や葛藤を描くことで、彼女たちの魅力が引き立てられているように思います。」
「女装ネタなので最初こそ戸惑いましたが、読んでみると意外と悪くなかった印象を受けました。女装した主人公に恋する少女たちの姿はちょっと萌えたかな? でも、エッチシーンはもうちょいあって欲しかったかも……。」
「とにかく、絵が綺麗で雰囲気も素敵でした。ヒロインたちも可愛く描けていると思います。」
ノベルス・セリフ
「聖♡ヌルヌル女学園」シリーズの第3作目。
大正時代の日本を舞台に、主人公の少年が、かつて自分を助けてくれた少女と再会するために女学園に潜入する。前作までと異なり、ヒロインの好感度を上げながら攻略を進めていくというシステムになっている。
そのため、シナリオ分岐によってストーリーが大きく変化するようになっている。
あらすじ. 主人公の御堂海斗は、ある事情で女学園に入学することになった。しかし、そこは男子禁制の秘密の花園だった。
「私もここの生徒なので、いろいろと案内できますよ」
そう言って海斗を出迎えたのは、幼馴染みの桐谷文香だった。彼女は海斗に女学園のことを教えてくれることになったのだが……?
登場人物.桐谷文香
本作のメインヒロインの一人。長い黒髪が特徴の和風美人。
実家は日本舞踊の名家であり、本人も和服姿で生活している。また、家事全般が得意。
海斗に対しては「私の命に代えてでも守りたい存在」だと思っている。一方で、彼が自分を異性として見ていないことに不満を持っている
「海斗さんのためなら何でもしますから!」
小鳥遊悠里
桐谷文香の友人の少女。ショートカットのボーイッシュな外見をしている。
桐谷家の分家の出身だが、桐谷家とは何の関係もない一般家庭で育ったため、本家に対して強いこだわりはない。
海斗のことを「海ちゃん」と呼んでおり、彼のことをとても気に入っている。
「ボクだって女の子なんだからね!」
大町加奈子
文香と同じクラスの生徒で親友。
実は幼い頃に両親を失っており、現在は叔父夫婦の家に引き取られている。そのせいか、他人の世話を焼くことに慣れており、特に年下の子供には優しい一面を見せることもある。
「君みたいな子は放っておけないんだよねー♪」
久遠寺彩花
大人しい性格の持ち主で、いつも本を読んでいることが多い。
実は、彼女の祖父は名のある陰陽師であるらしく、彼女自身も生まれつき「魔眼」と呼ばれる特殊な能力を有している。
「私はただ、あなたと一緒にいられるだけでいいんです……」
神代天音
上級生。だがその正体は平安時代から生き続ける妖怪。
人の精を好み、女生徒を密かに手籠めにしていてが飽き始めていた時に海斗と出会い彼に執着する。
自らの体液を人間に与えれば寿命を伸ばすことができるという。
「ふぅん……そういうことしちゃうわけ?」
制作エピソード.
新作の発表直後から「前作よりもさらに過激にしてほしい」というファンの意見があり、調教シーンなどに反映されている。
その一方で、一部のスタッフが「こんなゲームを世に出して大丈夫なのか!?」と心配する声もあったが「前作を超えるエロゲーを作りたかった」と語るディレクターの言葉通り、本作に登場するヒロインたちの艶姿は凄まじい。
中には、ヒロインたちが裸のまま授業を受けるという過激な演出もある。
ちなみに、桐谷文香ルートでは海斗が彼女を助ける際に全裸になるシーンがある。CG付きだがファンからの評判は意外に良かったらしい。
評価.
この世で一番大切な女性のために女学園に忍び込む主人公の姿を描く『聖♡ヌルヌル女学園』シリーズの第3弾。
今作は前作までとは大きく異なる内容になっており「『聖♡ヌルヌル女学園』シリーズでは珍しい純愛物」「大正時代が舞台となっている点も含めて、これまでの作品とは一線を画した雰囲気に仕上がっている」などといった点が評価された。
また、ライターのはしもとみやび曰く「大正時代の日本を舞台に、女学園に入学した主人公が、かつての恩人の少女と再会するところから始まる物語です。主人公は女学校へ潜り込み、少女との再会を果たすべく奮闘することになります。ちょっとエッチなラブコメという感じで、なかなか可愛らしい話になっていますよ~」と紹介している。
関連商品. ゲーム本編ディスクの他、特典ドラマCD、キャラクターファンブック、カレンダーなどが販売されている。
ノベルス・ナラティブ
大正時代の日本を舞台に、主人公・神無月伊織が女子校に入学し、さまざまなヒロインたちと出会いながら友情や愛情を育んでいく。ゲーム開始時点では攻略可能なヒロインは4人だが、シナリオを進めていくと新たなヒロインが登場する。また、本作からは選択肢によってエンディングが変化するマルチエンディング方式を採用している。
作品解説. 企画の経緯. 本作の原案は、ニトロプラスでシナリオライターを務める江草隆繁が担当しており、大正ロマンの雰囲気を持つ舞台設定にしようと考えていた。
その後、シナリオライターの一人である中村尚裕が、当時の日本の風俗を調べたところ女学校に興味を持ち、本作では女学生を主人公にすることを決めた。
当初は主人公が通う学校の制服はセーラー服の予定だった。しかし、当時の女性用の衣装について調べてみると、男性用の服よりもバリエーションが少なく、考証との兼ね合いに難儀しながらも試行錯誤を重ねた末に現在の形が完成した。
登場人物.
神無月伊織
本作品の主人公。明治末期に没落した名家である神無月家の庶子として生まれ、幼い頃に母を失った。現在は父の残した遺産を食い潰しながら生活している。
過去に華族の娘との婚約を破棄したことがある。
神無月雪花
主人公の実姉(コンシューマー版では後妻の連れ子)であり、女学園の生徒会長でもある。
父は貿易商を営む富豪で、母は外国人だった。幼いころから男勝りな性格で、その容姿もあいまって女子の間で人気が高い。
女学校を卒業後は20歳年上の実業家と結婚する事になっているが……?
高藤杏奈
伊織と同じクラスの女学生。父親は政府の高官で、本人も将来有望な才媛として知られている。
実家は江戸時代から続く華道の名門で、自身も多くの弟子を抱えている。
伊織に対して強い興味を抱いている。
秋月茉莉香
伊織の同級生の少女。父親が陸軍の将校。本人は茶道部に所属している。
明るく社交的な性格で友人が多い。
実は同性愛者だったが、伊織との出会いをきっかけに自覚することになる。
秋篠姫子
伊織たちのクラスメイトの少女。父親は近衛師団の軍人で、母親は外交官の家庭に生まれた帰国子女。
幼い外見とは裏腹に気が強く、負けず嫌いな一面もある。
病気が原因で留年している。
西園寺由佳里
主人公の担任教師の女性。女学生時代には生徒会長の座に就いたこともある優等生。
実家は旧家で代々医者の家系。
厳格な性格で融通が利かない面もあるが、それはあくまで相手を思いやってのこと。
神崎紫苑
伊織が転校してきた翌日に隣の席になった少女。
裕福な商家の娘であるため金銭感覚が一般庶民とは異なっており、周囲から浮いている。
そのため孤立しがちだが、本人は全く気にしていない。
実は重度のマゾヒストで、伊織に罵倒されると興奮してしまう。
反響. 本作は発売後に大きな話題となり、雑誌記事や新聞でも取り上げられた。
特に発売直後の売り上げは大きく、ニトロプラスの決算報告会では本作の話題が出るほどであったという。
ライターの一人は、本作がここまで大きな話題になった理由について、「大正時代のハイカラ文化と最先端の文化が融合した世界観が魅力的だから」だと推測している。
また、本作の発売前後には様々なイベントが開催されたほか、ラジオ番組の公開録音も行われた。
ラジオ公開録音の際には出演者が全員浴衣姿で登場したうえに、司会者役の声優までもが浴衣姿で登場し、会場は大きな盛り上がりを見せた。
さらに、発売日前後の週末になると秋葉原の各店舗において本作を無料で配布したり、発売記念のイベントを開催したりするなどして、大々的に宣伝が行われた。
こうしたキャンペーンの効果もあってか、本作は発売直後には売り切れが続出したものの、1か月ほど経過した頃には在庫が安定するようになった。
批評. 本作について、萌えゲーアワード実行委員長である桝田省治は「18禁恋愛アドベンチャーゲームの金字塔ともいえる作品である」と評している。
ライターの一人である赤尾秀樹は、本作が発売された時期について触れており、美少女ゲーム業界における黎明期であったと述べている。
その一方で、ヒロインの一人である雪花についてはツンデレのテンプレート通りのキャラクター造形だと揶揄する意見も見られた。
また、本作は発売当初から好意的な評価と否定的な評価が入り混じっており、賛否両論の状態が続いている。
肯定的な意見としては、ヒロインの一人である茉莉香の可愛さを挙げる声が多く聞かれた一方、百合好きの男性ユーザーからはあまり好意的に受け入れられていない様子が見て取れたという。
なお、シナリオを担当した中村尚裕は、本作について賛否両論の意見があることについて、「ヒロインたちが抱える問題や悩みを解決していく過程を楽しむゲームなので、エンディングを見た後にどう思うのかは人それぞれです。ただ、私はどのエンディングを迎えても、彼女たちの幸せを願っていますよ」と語っている。
その他. 本作「萌える」という言葉の意味を再定義するきっかけを作った作品としてアニメ業界などにも影響を与えたとされている。また、発売後もユーザーからの評判がよく売り上げは好調で、続編の製作決定につながったという声も多く聞かれたという。
プロデューサーの馬場一郎氏は「『ヌル女の生徒たちが全員いい味を出している』という意見が多く見受けられてうれしかった」と述べており、『ヌル女』シリーズでは定番となっている「お嬢様は恥辱が大好き」という設定について、「お嬢様な女の子たちを調教したり苛めたりするというのがこの作品の魅力の一つなのですが、それは彼女たちがみんなマゾ気質であることに起因するのです。もちろん、最初からそうだったというわけではなくて、『ご主人様に叱られてしまいますぅ……ああん、でも感じちゃうっ!』みたいな状況が積み重ねられた結果なんですけれども。
そうしたキャラの造形については、シナリオライター全員が力を入れて考えています。
特にシナリオ担当である中村さんの苦労が大きかったですね。何しろ中村さんは、当時現役バリバリの女学生だったですから」と苦笑しつつ振り返っている。一方で「お仕置き好きの方やSM嗜好のある方は満足できなかったと思います」「(ヒロインたちに)もっと酷い目にあって欲しいと思ってしまいますね。そういう意味では賛否両論あるかな……?」とも語っている。
感想
「その着せ替え人形は恋をする」
2022年1月8日アニメ放送開始!
くーるくるり先生がおもしれー女すぎる。
絶対メイド喫茶で遊びたかっただけでしょ。
大正×妖怪×ニトロプラス
間違いなく異能伝奇バトルが始まるだろ、と思ったけどセリフの方のメーカーはニトロプラスじゃなかった。
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