転生したはいいが、同僚の腹パンが痛すぎる！

転生したはいいが、同僚の腹パンが痛すぎる！

ウルトラセブンの二次創作。

ソガ隊員に憑依という作品なのでそういうのが苦手な人以外にはおすすめ出来る。

作者の深い知識と分析力や想像力、そしてなによりセブン愛が窺える名作。

ソガ隊員から地球の文化を色々教わって楽しそうにしているダンを見てると「そりゃ馬の首暗黒星雲に幽閉される事になったとしても地球人の味方しちゃうよ……」と納得しちゃう。

エレキングの体色変化とかゴドラ星人の奇行とかメタ的な事情を作中できちんと理由付けするのは二次創作の醍醐味。

ピット星人の破壊工作やマックス号と優秀な船員が失われた影響とかも読んでて「なるほど」と唸らせられる。

キリヤマ隊長がゴドラ星人の爆弾を解体出来た理由とかも彼の経歴などから自然な描写を導きだしててすげーや。

でも上質な作品だけにペガッサ星人の回がお辛すぎる。

ペガッサ市が何故応答しなかったのか、理由がありながらも礼を言ってたきた市長とかむっちゃ良いシーンなんだけどね……

ギエロン星獣とかもどうなるんだろう。

もっとちゃんと調査するか別の星を狙うように進言すれば回避出来るかな？

トリヤマ補佐官の同僚が被爆したらしいし本編で描かれなかった部分の被害はかなりデカそうだ。

ダンとアンヌをくっつけるべく奮闘しているソガ隊員だけど、果たしてこの世界ではゼロは生まれるのか、それともやはりウリンガがゼロなのか。