銀の匙 Silver Spoon 感想
- 2014/01/04
- 17:02
銀の匙 Silver Spoon 第1話「エゾノーへ、ようこそ」 感想
北海道は魔境。
あらすじ
広大な敷地と牛、豚、馬などの動物がたくさんいる大蝦夷農業高校(エゾノ―)。そこに「寮があるから。」という理由で入学した八軒。脱走した一匹の仔牛を捕まえようと追いかけた八軒だったが、林の中で迷子になってしまう。クマ注意の看板におびえる八軒の前に現れたのは…!?
脚本 岸本卓 コンテ 伊藤智彦 演出 伊藤智彦 作監 中井準 千葉崇洋 松本昌子
酪農家ってほのぼのとしたイメージあるけど実際は肉体的、精神的にハードだよね。
何の知識も経験もないのに入ってしまった八軒の運命やいかに。
毎日卵入りの納豆食ってるのに変な事を言わないでほしい、八軒君。
海外だと生卵食うとか有り得ないらしいな。衛生面の問題で。
専門学校に入るような生徒はそりゃ専門分野なら高校以上の知識あるよね。
勉強を拠り所にしていた八軒には辛い事だ。
家族から逃げる為という消極的な理由から進学してどこか農業を軽んじている八軒が夢や目標を持った生徒との触れ合いでどう変わっていくのかが見所だよね。
スタッフ
原作 - 荒川弘「銀の匙 Silver Spoon」(小学館「週刊少年サンデー」連載)
監督・音響監督 - 伊藤智彦
副監督 - 出合小都美
シリーズ構成・脚本 - 岸本卓
キャラクターデザイン・総作画監督 - 中井準
メインアニメーター - 千葉崇洋
動物デザイン - 室井康雄
プロップデザイン - 須藤智子
美術監督 - 高木佐和子
美術設定 - 杉山晋史
色彩設計 - 茂木孝浩
撮影監督 - 青嶋俊明
CG監督 - 雲藤隆太
編集 - 西山茂
音響効果 - 今野康之
音楽 - 村井秀清
音楽プロデューサー - 千葉悦子、岡田こずえ (AMO)
チーフプロデューサー - 清水博之、山本幸治
プロデューサー - 斎藤俊輔、森彬俊
アニメーションプロデューサー - 岩田幹宏
アニメーション制作 - A-1 Pictures
制作 - エゾノー祭実行委員会(アニプレックス、フジテレビジョン、京楽産業ホールディングス、電通)
主題歌
オープニングテーマ「kiss you」
作詞・作曲・歌 - miwa / 編曲 - Naoki-T
エンディングテーマ「Hello Especially」
作詞・作曲 - 大橋卓弥 / 編曲 - 常田真太郎 / 歌 - スキマスイッチ
八軒勇吾:木村良平
御影アキ:三宅麻理恵
駒場一郎:櫻井トオル
稲田多摩子:高垣彩陽
相川進之介:島﨑信長
常盤恵次:庄司将之
西川一:高梨謙吾
別府太郎:こぶしのぶゆき
吉野まゆみ:井澤詩織
八軒慎吾:小西克幸
中島先生:増谷康紀
校長:三ツ矢雄二
稲田真一郎:小野友樹
大川進英:水島大宙
豊西美香:田野アサミ
桜木先生:川原慶久
ニワトリ先生:西村朋紘
轟先生:内海賢二
内海さんの遺作か……
銀の匙 Silver Spoon 第2話「八軒、馬に乗る」 感想
卓球は別腹。
あらすじ
エゾノ―では運動部への参加が必須。
しぶしぶ部活動を探し始めた八軒は、馬術部を見学することに。その馬術部には同じクラスの女子御影が所属しており、「自分の足を使わなくていいのは、楽で良いかも。」と入部を決めた八軒だったが…
脚本 岸本卓 コンテ 許 平康 演出 許 平康 作監 大杉尚広 松本顕吾
八軒の慣れない農業高校での日々は続く。
「俺達のヒエラルキーは、家畜より下なんすね……」
「下どころではない!お前等は、家畜の奴隷だ!」
細心の注意を払いながら家畜の世話をしているからね。
一般人>家畜>農家と言えよう。
常盤へ熱心に勉強を教える八軒。
面倒見が良いというより、勉強が数少ない拠り所だしな。
前回、鶏を捕まえるのを手伝った食品科の先輩からお礼にスモークチキンをプレゼントされる。
スモークチキンはヤバいよ。テロだよ。
そして衝撃の事実。
スモークチキン先輩と多摩子が兄妹だったのだ。トリミングしたら美人。
入る部活を探していた八軒はズーフィリアホルスタイン部(略して掘る部)に拉致されそうになったところを馬術部の仏陀中島先生に助けられる。
中島先生、立川に兄弟がいない?
「馬鹿にしてると痛い目みるよ?人をよく観察してるから」
賢い馬ハンスの例を見るように頭良いよね。
御影がいる事や自分の足を使わずに馬に乗るのは楽そうだという理由で馬術部へ。ただし馬の世話があるので朝四時起き。
それに乗馬って揺れるし普段は使わない筋肉使うしかなり初心者は疲れるよ。
相川は授業以外でも家畜と触れ合えるホルスタイン部に。
エゾノーは受精卵移植やクローン研究が出来る設備が揃ってるらしい。
「夢持ってて、叶える方法分かっててもさ、それだけじゃ駄目なんだ」
獣医を志ながら血が駄目な相川の言葉は重い。
「君、馬は好きじゃないの?馬術部員だよね?」
手抜きを咎める謎のおっさん。その正体は校長。
夢がないと告白するに八軒を「だがそれが良い!」
(高いのに、地面と繋がってる感じがする)
「自分と違う種族、価値観、生まれ育ち……未知のものと出会ったからこそ、得られるものがあります。ですから我々人間は、一人では見ることのできないこの景色を見せてくれる家畜に感謝し、日々お世話をするのです」
人単体でも生きようと思えば生きられるが、それだけでは狭い視野しか得られない。
それを教えてくれる良いシーンだな。
銀の匙 Silver Spoon 第4話「八軒、豚丼と出会う」 感想
農業の過酷な現実と覚悟。
あらすじ
実習で子豚を飼育することになった八軒。競争に負けた小さな子豚に自分を重ねた八軒は、将来食肉になる運命と聞かされながらも、その子豚に名前を付けてしまう。
脚本 岸本卓 コンテ 岡村天斎 演出 のがみかずお 作監 山本径子
「ウィストン・チャーチル曰く、猫は人を見下し、犬は人を尊敬する。しかし豚は、自分と同等のものとして、人の目を見つめる」
豚についての説明。賢かったり綺麗好きってのは聞いた事あるな。
子豚可愛いな。
ぶひいいいいいいいい。
競争に負けて出の悪い乳首を吸う子豚を自分と重ねてしまう八軒。
「一度ここと決めると、劣った環境に居続けてしまう。最初の競争からはじき出されただけで、ここで良いと決めてしまう。お前達は、こうなるなよ」
耳が痛い。
56ヘクタールがマクロス一機分という説明が分かりやすすぎる。
御影から誘われる八軒。
「マスコットキャラがいて、お土産屋さんで買い物したり、夢いっぱいの所」
遊園地を連想するが、実際は競馬場。つーかイメージ映像が危険だ。
御影の実家の馬が出馬するから来たらしい。
それでも八軒はデートだと喜ぶが、実際は駒場もいる。そして何故か付いてくるマスコット。
偶然いた中島先生に未成年は馬券を買えないと釘を刺されるが、普通に買ってるタマコ。
ばんえい競馬というのは初めて見るけど面白いな。
ミカゲホマレは頑張るもののゴール直前で止まってしまい3位。
しかし成績が悪ければ食肉行きなので御影は一安心。
「家畜の世界は努力なんて意味ないの。成績が全てだから」
「努力が報われないって、何か嫌だな」
そう言う八軒だが、先輩に貰ったスモークチキンも産卵成績が悪いから加工されたと指摘されてしまう。
食肉は加工されて店に並んでる状態でしか知らない八軒や視聴者にとってはショッキングだ。
更に駒場は追及。
「八軒、お前さ、1位って結果にこだわったかと思ったら、努力を認めろって言ったり、特に目的なく農業高校入ったりよ、何かあったんか?」
八軒の過去の一端。
将来の目標もなく、親から離れる為に農業高校に進学した八軒を駒場はくだらないと一蹴。激昂する八軒。
「努力で報われないしんどさがお前に分かるかよ!農家に生まれたってだけでろくに勉強もせずに高校入れて卒業すれば実家っていう就職先が用意されてるし!気楽でうらやましいよ」
御影は険悪な雰囲気を変える為におじさんがいる厩舎を見学をさせてもらう事に。
そこで駒場の父親が亡くなって母親が農場を切り盛りしてる事を知る。
ミカゲホマレの様子を見て更に御影の子供の頃の写真を見る。
「おお、可愛い(御影が)」
駒場の家庭の事情を知った気まずさをあっさり忘れる辺り高校生だな。
「ここか?ここがいいんだな?」
ブラシをするおじさんに馬の気持ちが分かるんだなと感嘆する八軒と駒場だが、おじさんは馬の気持ちが完璧に分かる訳ない、学生は夢があっていいなと笑う。
続いて診療所を見学する。相川の為か、獣医になる為に必要なものを聞く。
「まあ、学力、学費は勿論だし、体力もいるね。後は私の持論だけど、殺せるかどうか。特に経済動物を相手にしてる家畜獣医なんて、しょっちゅう命の選択を迫られるしね。獣医になる夢持って、農大に入って、その選択を迫られた時やっぱだめだ!ってなる人はいるよ。でも一方で、殺せない、殺させたくないってやさしい人達が頑張っているから、助かってる命もたくさんある。どんな事でもね、夢を持つという事は、同時に、現実との戦いを覚悟する事だと思うよ」
やっぱり獣医ってきついよな。安楽死させないといけない場合とかもあるだろうし。
そして帰り。競走馬の葬式に出くわす。
「俺等馬に食わせてもらってるからよ。どの馬も皆葬式あげてやりたいけど、経営厳しいから。そう生まれてしまったばっかりに、生か死かの二択人生に放り込まれて、人間の気持ち一つで一生を左右されるんだもんな。馬の気持ちが完璧に分かったら、俺等気がおかしくなるかもしれん」
数分前の馬の気持ちが分かる訳ないはギャグっぽかったのに一気に重くなるな。
本当農家って精神的にも過酷だ。
八軒は跡継ぎは気楽で良いと言った事を謝罪。駒場も謝罪。
GW明け、八軒は相川に診療所を告げ、殺せるかどうかの覚悟が必要だと言われた事を教える。
自分には適正がないかもと落ち込む相川。こればっかりは本人次第だな。
養鶏をやっている常盤の家は鳥インフルエンザが発生すれば数千万の借金になる。
やはり皆覚悟を背負ってやっている事を実感する八軒。
例の子豚が気になる八軒。
周囲から止められるも豚丼と名付けて大事にする事を決める。
が、三ヶ月の命。
昔、獣医のドラマで似た展開あったな。
あれは最終的には研修の為に解剖されるという話だったが……
銀の匙 Silver Spoon 第4話「八軒、ピザを焼く」 感想
あらすじ
校内のゴミ拾い中、ゴミ山の中から石窯が発見された。それをきっかけにピザ作り担当に任命された八軒。ピザなど作ったことのない八軒だったが、ピザの宅配圏外に住む多くのクラスメイトからの熱い願いを断ることができず、渋々引き受けることに。
脚本 岸本卓 コンテ 室井康雄 演出 室井康雄 作監 室井康雄
中間考査、畜産で98点を取る八軒だが、常盤が100点を取り負ける。
更にそれぞれの教科でも駒場、吉野、タマコが次々にトップ。
結果2位に100点以上の差を付けて総合1位になるも釈然としない八軒。
乗馬部の新入部員は筋肉痛で苦しむ。
「どうすればいいのでしょうか?」
「耐えて」
人の心のない御影。
苦しむ八軒は西川にトラクターに乗せてもらう。
トラクターを分解してロボットやパワードスーツを造りたいと言う西川の夢を羨ましがる八軒。
テストの順位を気にしなくなったのは良い変化だろうか。
「校内」ゴミ拾い。
一人当たり1ha。100m×100mだな。とんでもねえ。
ぼやきながらゴミ拾いをする八軒は放棄された石釜を発見する。
デリバリー格差。
北海道は隣の家までキロ単位で離れてる事もあるらしい。
自宅が圏外とか夕刊が翌日の昼に来るとか大変だなぁ。
不用意な発言からピザを作る流れになった八軒。
拒否しようとするが、
「ピザ食べたいね」
「うん、そうだね」
「やらせていただきます」
ちょろい。
ピザ作りにあたっての材料費が足りないという問題があったが、エゾノーは自給自足が可能。
各科の人々に協力してもらい、更に中島先生が隠していた熟成室を発見する。
「学校の備品を私物化ですか?」
「人間は欲にまみれた生き物なのです」
「ここの事内密にしますんで一番良いチーズください!!」
吉野はいい性格してるな。
その頃、中学時代の担任である白石先生がエゾノー来訪の計画を立てていた。
校訓の
勤労
協同
理不尽
理不尽ってどうよと思ったが、生き物を相手にする農業は理不尽な事は幾らでもあるだろうからしっかりと教えとくべきなのかな。
ピザの材料であるベーコンを求めて酪農科に赴く八軒。
「食えるか?」
「え?」
「豚丼が肉にされた時、食えるかって聞いてんだよ。これは3ヶ月前まで、あいつと同じ子豚だった。あいつもいずれハムやベーコンになる。その時が来たら、食えるか?」
「正直……正直、その時になってみないと分かんないです。もやもやして答え出ないっす。なんか、いつまで経っても底の方でうろうろしてる感じで」
「もやもやしてるって事は、出口を探し続けてるって事だ。そうやって身をもって体験して、自分で出口見つけないと本当の血肉にならないだろ」
豚丼が肉になる時がこの作品の一つの山場になりそう。
屠殺されるのが辛いと思いながら食べれば美味しいと思ってしまう。本当に困る。
そして遂にピザが完成。
毒見と称して八軒に一番に食べさせる皆は良い奴等。
番組中盤にあった
「八軒は人が良すぎて損するタイプだね」
「そうかもね。でもさ、損でもなんでも良い人のところには人が集まるよ」
この台詞が思い起こされるね。
土木工学が釜を修理、森林科が薪を用意。小麦や野菜は農業科、ベーコンは酪農科。食品科が製粉やベーコンの加工。
多くの人がそれぞれの分野で協力してくれた訳だけど、それも八軒が奔走したからこそだもんな。
エゾノービールを作ろうとする教員に商業化の話を持ちかけるタマコはバイタリティあるよ。
「誰が造ったんですかね」
「ギクッ」
誰が造ったんだろうなー(棒)
「中学生の頃の八軒は、何かにならなきゃいけないという思いに縛られて、どんな人間になりたいかがすっぽり抜けていたように思います。こちらなら何か掴めるのではないかと思って放り込んでみたのですが、正解でしたかな?」
「どうなるかまだまだ分かりませんよ~けれど、少なくとも今日は何かを掴めたようですよ」
ここまで生徒に親身になってくれる先生達は本当に良い人達。
銀の匙 Silver Spoon 第5話「八軒、脱走する」 感想
すりかえておいたのさ!
あらすじ
「あいつが今夜くる…」。ある日の夜、西川が確かな情報筋から手に入れたというウワサを聞いた寮生たち。そいつは夜9時にとある場所に現れるという。しかし、その時間には寮から出ることは許されておらず、無断外出がバレると便所掃除の罰が待っている。しかしそんなことは関係ない、すでに覚悟は決っている!ただ誇りのために戦うのみ!そしてついに男たちの脱出計画実行のときが来た…!
脚本 岸本卓 コンテ 藤森かずま 演出 安藤健 作監 しんぼたくろう、水野辰哉
未知との遭遇。
きのこの山なんて食ってたら赤紙来るのは仕方ない。たけのこの里ならこうはならなかった。
全編ギャグ回。フルメタの温泉回を思い出す。
農家にとってのミステリーサークルは収穫が減るものだという反応が何だかおかしかった。
布団被っての作戦会議はやりたくなるよね。
「生徒を信用しとらんのか!」
「腐った教師どもめ!」
このやり取りで大笑いした。
更に穏やかな常識人だと思われていた相川のイチゴ泥棒相手の大暴れも。
まあ、死活問題だけに農家は泥棒に厳しいからね。
1ハロン11秒台ってどんだけ凄いのか分からなかったから調べてみたら201.168 mかよ。オリンピックでろよ。
「うっひょー、巨大自走式ハーベスターキター!」
画像検索してみたけど確かにデカい。じかに見てみたい気持ちは分かる。
銀の匙 Silver Spoon 第6話「八軒、御影家に行く」 感想
あらすじ
夏休み中は改修工事のために寮が使えないことを知った八軒。実家には戻りたくないと思っていたところ、御影に「行くとこ無いならうちに来ない?」と誘われ、彼女の家でアルバイトをすることに。
脚本 岸本卓 コンテ 出合小都美 演出 出合小都美 作監 橋口隼人、須藤智子
ほいほい釣られて御影家にお邪魔する八軒。
早速婿候補としてロックオン。農家や畜産系は後継者探しが大変らしいからな。知識がないのがあれだけど次男というのはお買い得だろう。
慣れない事も多く、なかなか上手くいかない。それにしたって仕事中に携帯弄るのは駄目だよ。駒場の家に行こうとして搾乳に遅れたのもアラーム機能とか利用しろよと思った。
「欲張りで何が悪い。俺ん家の経営は俺が立て直す!」
駒場の家庭の事情。前にちらっと触れられてたけどやっぱり経営は思わしくないよう。
駒場には頑張ってほしいが、TPPとかどうなるんだろう。
「八軒君よ。君は人生全部学校で習うんか?」
初めての鹿解体。食育なんかは実地で体験しないと身につかないものがあるよね。
豚丼との別れが刻一刻と近付いてるけどその時に八軒はどういう選択をするのか。
銀の匙 Silver Spoon 第7話「八軒、ギガファームへ」 感想
あらすじ
御影の家でのアルバイトの息抜きに多摩子父が経営するギガファームに行くことになった八軒と御影。果てしない一本道を車で走っていくとギガファームの看板が見えてきた。そこに待っていたのは、八軒の想像を大きく超える巨大な農場だった!!
脚本 岸本卓 コンテ 許平康 演出 許平康 作監 猪口美緒、松本昌子
お父さんはマスタング大佐か。
搾乳機械や親牛と子牛を分けての飼育、合理的なんだろうけど、何か薄ら寒いものを感じる。
何なんだろうな。やってる事は他の農家と同じでただ自動化してるだけなんだけど。
アニメだからデフォルメされてるけどリアルの出産風景はグロいんだろうな。
ただそれをはっきり言っちゃうのは正直ものというかなんというか。生まれたばかりの子牛は哺乳瓶入りの母乳が飲み物だって分からないというのは当たり前の事なんだけど目から鱗だった。
「私はお金が大好きです!」
タマコは本当に良いキャラしてる。そしてこれ御影と対照的なんだよな。
親が娘の進路を心配してるけど本人はやる気満々の稲田家と親は実家の後を継いでくれると思ってるけど本人は馬関係の仕事がやりたい御影家。
まあ、タマコは二子で御影は一人っ子という事情もあるんだけどさ。
八軒の夢持ってる奴が報われないのが嫌だというのは分かるんだけど、ちょっともにょる。
八軒の発言って意訳すると話が分かりそうな相手だから話すって事なんだけどこれが原因かな。自分の駄目さを相手のせいにしてるような感じがするのが嫌悪感抱くんだろうか?
まあ、どうしたって話の合わない奴というのは現実にいるから、そういう輩を避けるのが100%間違ってるとは言わないけど、この場合は親だからな。
御影評の「びくびくしながらそれでも皆の事を大切にして突っ込んでくる」というのも正しいんだろうが。
それはそうと馬みたいだと言われたと打ち明けた時の個々の反応が面白かったな。
臆病者
良い労働力
馬刺し
タマコのお母さんの笑いの意味が私、気になります!
銀の匙 Silver Spoon 第8話「八軒、大失態を演じる」 感想
失敗してもいいじゃない 人間だもの
みつを
あらすじ
御影の家でのアルバイトにも慣れ、手際も良くなっていた八軒。そんなある日、御影の祖父の勧めで搾りたての生乳を飲んだ八軒。思わず五体投地してしまうほどのおいしさに感動する八軒だったが…
脚本 岸本卓 コンテ 村山靖 演出 村山靖 作監 小林ゆかり、鈴木伸一
舅による婿イジメ。まあ、
「これから大きく……」
とか言ってたら引っ叩きたくなる気持ちも分かる。
「俺みたいなのが入れるんだから、東大とか大した事ないっすよ」
兄貴登場。素でこういう事を言っちゃう人が兄だと八軒も大変だっただろうな。
兄弟揃って確かな味覚を持っているがそれは親のきちんとした職行くのお陰。その事に感謝するエピソードも今後あったりするんだろうか。
しかし味覚はしっかりしてるのに料理が不味いってのも難儀だな。手先が不器用なのか、変なアレンジをしようとしてしまうのか。
兄貴が小西克幸でイシュヴァール帰りの親父は堀内賢雄か。美声親子だな。
搾りたての生乳を飲んで五体投地。
八軒はリアクション芸人になれると思う。
豆腐メンタルな自分にはこういう失敗エピソードは胃に来るんだけど、御影家の皆が良い人で良かった。
現物支給損害分を引かずに八軒の頑張りに金を払うとかとても立派。
「馬鹿は碌でもないものに金を使う。賢い奴は自分の成長のために使う。男の価値は、金の使い方でわかるもんさ」
良い台詞だな。……課金やエロ同人に金を使うのはやっぱりアウトですかね?
銀の匙 Silver Spoon 第9話「八軒、豚丼に迷う」 感想
「御影ん家の子供に生まれたかった」
婿入りすれば御影家の子になれるぞ。
あらすじ
御影の家でのバイトを終え、寮に戻った八軒。久々に豚丼に会いに行ってみると、そこには、でぶ?んと肥え太って、豚らしくなった豚丼が…!しかし、それは同時に、豚丼の出荷が迫っていることを意味していた…
脚本 岸本卓 コンテ 柴山智隆 演出 柴山智隆 作監 黒木美幸、古住千秋
等外の豚肉はあってないような値段らしいけどどこで売買されてるんだろうな。
欲しいんだけど。作中の説明だけじゃ品質には問題なさそうだし。
「相川、八軒、おかえり」
お、可愛いな。新キャラか?
と思ったらまさかのタマコ。
顔は美人だと前に言われてたが、痩せると本当に美人だ。
そして祭りの出店で食うと元通り。豚以上に効率良いな。
夏休みデビューの常盤、服装や髪型で数え役満。
罰として丸坊主と一週間の強制労働。丸刈りだと進撃の巨人のコニーみたいだ。
豚丼の為に睡眠時間を削って世話をする八軒。
ちゃんと相談に乗ってくれたり掃除をやっておいてくれたり同級生も良い奴ばっかりだ。
稲田先輩の言ってた真面目にやってると人が集まるという言葉が身に染みるね。
世話のお陰で体重が増え、中以上の格付けに。しかしそれは豚丼との別れが近付いてくるという事。
さらっと流されてたけどペットと食用の区別とか難しい問題だな。
自分の場合、切り身の魚は大丈夫だけど頭付きの丸ごとは時々抵抗あったりするんだよね。
親身になって世話してた豚を食えるかと聞かれたら即答出来んな。
「価値観が凝り固まっている群に、八軒のような異物が混ざる事によって普段やらないようなディスカッションが起こっている。価値観の違う者が混ざれば群は進化する」
先生は考えさせられる事を言うな。
確かに集団にまったく違う考えの人間が入ると軋轢もあったりするけど新たな発想が生まれたりする事もあるよね。
銀の匙 Silver Spoon 第10話「八軒、豚丼と別れる」 感想
あらすじ
豚丼の出荷が明日に行われると告げられた時、八軒は、食肉に加工された豚丼を買い取ると申し出る。富士先生はその申し出を了承し、豚丼の肉はすべて八軒が買い取ることに。それから数日後、八軒のもとに、食肉に加工された豚丼が届いたとの知らせが。
脚本 岸本卓 コンテ 伊藤智彦 演出 伊藤智彦 作監 山本篤史 湯川敦之
遂に豚丼との別れ。
家畜を殺して食べる事に疑問を持たなかった吉野がその事について考え始めたというのは前回先生が言っていた事だな。
ただまあ、競馬の回で言われてた事だけど家畜の気持ちを考えるのが農家にとって良い事なのか悪い事なのか。そりゃまったく無頓着なのはどうかと思うけどね。
しかしそんなシリアスな空気をぶち壊す男、常盤。
「豚舎で吉野と……お前どうすんの?責任取るの?」
「ああ、あの話か。あいつの事は真剣に考えてる。ケジメは付けるさ」
ラブコメ特有の勘違い展開。
「八軒豚の雌とデキてんの?」
更に獣姦疑惑まで。踏んだり蹴ったりだな。
屠畜場での映像はタイムリーすぎる。
そして血が駄目な獣医志望、相川の今後も気になるな。
「ちっちゃくなっちゃったな……」
とうとう加工されてしまった豚丼。
全部で51キロ、2万5296円。それが豚丼の命の値段か。先生が説明してる時に切なくなった。
しかし1キロ496円って安いな。スーパーとかを経由せずに直接買い付けるとそんなもんなのか。
「金持ってると女にモテるが、肉持ってると男にモテちゃうからな」
名言すぎる。そして八軒のイメージが酷い。
そして豚丼をベーコンに加工する八軒。
一人で作業を行った八軒もだけどずっと付き合ってくれた稲田先輩も本当に良い人だ。
燻製してる最中の煙を見て葬式みたいだと呟く駒場。
その直後にふざけてたけど、しんみりさせちゃったから無理矢理空気を変えたように見えたな。
グダグダ悩ませずに美味そうに豚丼を食べる八軒で〆たのは良い判断だったと思う。
そういえば気になるのは御影が薬は本当に馬の為だけだったのか。
黒板消し落としてたし、まったく脈なしという訳でもなさそうだよね。
銀の匙 Silver Spoon 第11話「走り出せ、八軒」 感想
あらすじ
野球部に所属する駒場は1年生ながら、公式戦にピッチャーとして先発出場。八軒たちエゾノー生も応援に駆け付ける中、白熱した試合を見せる。その光景を目の当たりにした八軒たちは、自分たちの中から何かがたぎってくるのを感じ、バスを待つ女子たちを尻目に寮に向かって走りだす!
脚本 岸本卓 コンテ 出合小都美 演出 出合小都美 作監 須藤智子 松本昌子 猪口美緒
「お前の本気を見せてやれっての」
兄貴は良い事言うな。
最善はきちんと向かい合う事なんだろうけど、それが無理ならああいう形でも主張しないとね。
初回にいきなりホームラン打たれたのに崩れなかった駒場の精神力は凄いな。
八軒は、ずっと勝ち続けなくちゃならなくて甲子園に出場出来てもプロになれるのは一握りだって言ってたけど、「俺は勝つしかねえからよ」という駒場の言葉は重い。
馬術部の先輩が言ってた自分を仕事に合わせるというやり方もありなのかな。
少なくとも八軒の一種の指標にはなったと思う。
「八軒君は逃げるという事に否定的なのだね。逃げてきた事に負い目はあっても、その、逃げた先で起こった事、そこで出会った人、それらはどうでしたか?否定するものでしたか?」
流石に校長先生の言葉には含蓄あるよね。
「生きる為の逃げはありです。ありありです」
「あり……」
「そう。逃げ場のない経済動物と君達は違うんですから」
当然逃げる事はそれはそれでリスクがあるんだけど、今回は自分に自信が持てない八軒を励ます為だしね。
家畜の事を常に考えようと来年から授業で行われる研究発表はホエー豚にしようと決意した吉野。
前回も書いたけどこれは果たして良い事か悪い事か。
そして達観して満足するのではなく悩み続ける覚悟を決めた八軒。これもまた厳しい選択だな。
北海道は魔境。
あらすじ
広大な敷地と牛、豚、馬などの動物がたくさんいる大蝦夷農業高校(エゾノ―)。そこに「寮があるから。」という理由で入学した八軒。脱走した一匹の仔牛を捕まえようと追いかけた八軒だったが、林の中で迷子になってしまう。クマ注意の看板におびえる八軒の前に現れたのは…!?
脚本 岸本卓 コンテ 伊藤智彦 演出 伊藤智彦 作監 中井準 千葉崇洋 松本昌子
酪農家ってほのぼのとしたイメージあるけど実際は肉体的、精神的にハードだよね。
何の知識も経験もないのに入ってしまった八軒の運命やいかに。
毎日卵入りの納豆食ってるのに変な事を言わないでほしい、八軒君。
海外だと生卵食うとか有り得ないらしいな。衛生面の問題で。
専門学校に入るような生徒はそりゃ専門分野なら高校以上の知識あるよね。
勉強を拠り所にしていた八軒には辛い事だ。
家族から逃げる為という消極的な理由から進学してどこか農業を軽んじている八軒が夢や目標を持った生徒との触れ合いでどう変わっていくのかが見所だよね。
スタッフ
原作 - 荒川弘「銀の匙 Silver Spoon」(小学館「週刊少年サンデー」連載)
監督・音響監督 - 伊藤智彦
副監督 - 出合小都美
シリーズ構成・脚本 - 岸本卓
キャラクターデザイン・総作画監督 - 中井準
メインアニメーター - 千葉崇洋
動物デザイン - 室井康雄
プロップデザイン - 須藤智子
美術監督 - 高木佐和子
美術設定 - 杉山晋史
色彩設計 - 茂木孝浩
撮影監督 - 青嶋俊明
CG監督 - 雲藤隆太
編集 - 西山茂
音響効果 - 今野康之
音楽 - 村井秀清
音楽プロデューサー - 千葉悦子、岡田こずえ (AMO)
チーフプロデューサー - 清水博之、山本幸治
プロデューサー - 斎藤俊輔、森彬俊
アニメーションプロデューサー - 岩田幹宏
アニメーション制作 - A-1 Pictures
制作 - エゾノー祭実行委員会(アニプレックス、フジテレビジョン、京楽産業ホールディングス、電通)
主題歌
オープニングテーマ「kiss you」
作詞・作曲・歌 - miwa / 編曲 - Naoki-T
エンディングテーマ「Hello Especially」
作詞・作曲 - 大橋卓弥 / 編曲 - 常田真太郎 / 歌 - スキマスイッチ
八軒勇吾:木村良平
御影アキ:三宅麻理恵
駒場一郎:櫻井トオル
稲田多摩子:高垣彩陽
相川進之介:島﨑信長
常盤恵次:庄司将之
西川一:高梨謙吾
別府太郎:こぶしのぶゆき
吉野まゆみ:井澤詩織
八軒慎吾:小西克幸
中島先生:増谷康紀
校長:三ツ矢雄二
稲田真一郎:小野友樹
大川進英:水島大宙
豊西美香:田野アサミ
桜木先生:川原慶久
ニワトリ先生:西村朋紘
轟先生:内海賢二
内海さんの遺作か……
銀の匙 Silver Spoon 第2話「八軒、馬に乗る」 感想
卓球は別腹。
あらすじ
エゾノ―では運動部への参加が必須。
しぶしぶ部活動を探し始めた八軒は、馬術部を見学することに。その馬術部には同じクラスの女子御影が所属しており、「自分の足を使わなくていいのは、楽で良いかも。」と入部を決めた八軒だったが…
脚本 岸本卓 コンテ 許 平康 演出 許 平康 作監 大杉尚広 松本顕吾
八軒の慣れない農業高校での日々は続く。
「俺達のヒエラルキーは、家畜より下なんすね……」
「下どころではない!お前等は、家畜の奴隷だ!」
細心の注意を払いながら家畜の世話をしているからね。
一般人>家畜>農家と言えよう。
常盤へ熱心に勉強を教える八軒。
面倒見が良いというより、勉強が数少ない拠り所だしな。
前回、鶏を捕まえるのを手伝った食品科の先輩からお礼にスモークチキンをプレゼントされる。
スモークチキンはヤバいよ。テロだよ。
そして衝撃の事実。
スモークチキン先輩と多摩子が兄妹だったのだ。トリミングしたら美人。
入る部活を探していた八軒は
中島先生、立川に兄弟がいない?
「馬鹿にしてると痛い目みるよ?人をよく観察してるから」
賢い馬ハンスの例を見るように頭良いよね。
御影がいる事や自分の足を使わずに馬に乗るのは楽そうだという理由で馬術部へ。ただし馬の世話があるので朝四時起き。
それに乗馬って揺れるし普段は使わない筋肉使うしかなり初心者は疲れるよ。
相川は授業以外でも家畜と触れ合えるホルスタイン部に。
エゾノーは受精卵移植やクローン研究が出来る設備が揃ってるらしい。
「夢持ってて、叶える方法分かっててもさ、それだけじゃ駄目なんだ」
獣医を志ながら血が駄目な相川の言葉は重い。
「君、馬は好きじゃないの?馬術部員だよね?」
手抜きを咎める謎のおっさん。その正体は校長。
夢がないと告白するに八軒を「だがそれが良い!」
(高いのに、地面と繋がってる感じがする)
「自分と違う種族、価値観、生まれ育ち……未知のものと出会ったからこそ、得られるものがあります。ですから我々人間は、一人では見ることのできないこの景色を見せてくれる家畜に感謝し、日々お世話をするのです」
人単体でも生きようと思えば生きられるが、それだけでは狭い視野しか得られない。
それを教えてくれる良いシーンだな。
銀の匙 Silver Spoon 第4話「八軒、豚丼と出会う」 感想
農業の過酷な現実と覚悟。
あらすじ
実習で子豚を飼育することになった八軒。競争に負けた小さな子豚に自分を重ねた八軒は、将来食肉になる運命と聞かされながらも、その子豚に名前を付けてしまう。
脚本 岸本卓 コンテ 岡村天斎 演出 のがみかずお 作監 山本径子
「ウィストン・チャーチル曰く、猫は人を見下し、犬は人を尊敬する。しかし豚は、自分と同等のものとして、人の目を見つめる」
豚についての説明。賢かったり綺麗好きってのは聞いた事あるな。
子豚可愛いな。
ぶひいいいいいいいい。
競争に負けて出の悪い乳首を吸う子豚を自分と重ねてしまう八軒。
「一度ここと決めると、劣った環境に居続けてしまう。最初の競争からはじき出されただけで、ここで良いと決めてしまう。お前達は、こうなるなよ」
耳が痛い。
56ヘクタールがマクロス一機分という説明が分かりやすすぎる。
御影から誘われる八軒。
「マスコットキャラがいて、お土産屋さんで買い物したり、夢いっぱいの所」
遊園地を連想するが、実際は競馬場。つーかイメージ映像が危険だ。
御影の実家の馬が出馬するから来たらしい。
それでも八軒はデートだと喜ぶが、実際は駒場もいる。そして何故か付いてくるマスコット。
偶然いた中島先生に未成年は馬券を買えないと釘を刺されるが、普通に買ってるタマコ。
ばんえい競馬というのは初めて見るけど面白いな。
ミカゲホマレは頑張るもののゴール直前で止まってしまい3位。
しかし成績が悪ければ食肉行きなので御影は一安心。
「家畜の世界は努力なんて意味ないの。成績が全てだから」
「努力が報われないって、何か嫌だな」
そう言う八軒だが、先輩に貰ったスモークチキンも産卵成績が悪いから加工されたと指摘されてしまう。
食肉は加工されて店に並んでる状態でしか知らない八軒や視聴者にとってはショッキングだ。
更に駒場は追及。
「八軒、お前さ、1位って結果にこだわったかと思ったら、努力を認めろって言ったり、特に目的なく農業高校入ったりよ、何かあったんか?」
八軒の過去の一端。
将来の目標もなく、親から離れる為に農業高校に進学した八軒を駒場はくだらないと一蹴。激昂する八軒。
「努力で報われないしんどさがお前に分かるかよ!農家に生まれたってだけでろくに勉強もせずに高校入れて卒業すれば実家っていう就職先が用意されてるし!気楽でうらやましいよ」
御影は険悪な雰囲気を変える為におじさんがいる厩舎を見学をさせてもらう事に。
そこで駒場の父親が亡くなって母親が農場を切り盛りしてる事を知る。
ミカゲホマレの様子を見て更に御影の子供の頃の写真を見る。
「おお、可愛い(御影が)」
駒場の家庭の事情を知った気まずさをあっさり忘れる辺り高校生だな。
「ここか?ここがいいんだな?」
ブラシをするおじさんに馬の気持ちが分かるんだなと感嘆する八軒と駒場だが、おじさんは馬の気持ちが完璧に分かる訳ない、学生は夢があっていいなと笑う。
続いて診療所を見学する。相川の為か、獣医になる為に必要なものを聞く。
「まあ、学力、学費は勿論だし、体力もいるね。後は私の持論だけど、殺せるかどうか。特に経済動物を相手にしてる家畜獣医なんて、しょっちゅう命の選択を迫られるしね。獣医になる夢持って、農大に入って、その選択を迫られた時やっぱだめだ!ってなる人はいるよ。でも一方で、殺せない、殺させたくないってやさしい人達が頑張っているから、助かってる命もたくさんある。どんな事でもね、夢を持つという事は、同時に、現実との戦いを覚悟する事だと思うよ」
やっぱり獣医ってきついよな。安楽死させないといけない場合とかもあるだろうし。
そして帰り。競走馬の葬式に出くわす。
「俺等馬に食わせてもらってるからよ。どの馬も皆葬式あげてやりたいけど、経営厳しいから。そう生まれてしまったばっかりに、生か死かの二択人生に放り込まれて、人間の気持ち一つで一生を左右されるんだもんな。馬の気持ちが完璧に分かったら、俺等気がおかしくなるかもしれん」
数分前の馬の気持ちが分かる訳ないはギャグっぽかったのに一気に重くなるな。
本当農家って精神的にも過酷だ。
八軒は跡継ぎは気楽で良いと言った事を謝罪。駒場も謝罪。
GW明け、八軒は相川に診療所を告げ、殺せるかどうかの覚悟が必要だと言われた事を教える。
自分には適正がないかもと落ち込む相川。こればっかりは本人次第だな。
養鶏をやっている常盤の家は鳥インフルエンザが発生すれば数千万の借金になる。
やはり皆覚悟を背負ってやっている事を実感する八軒。
例の子豚が気になる八軒。
周囲から止められるも豚丼と名付けて大事にする事を決める。
が、三ヶ月の命。
昔、獣医のドラマで似た展開あったな。
あれは最終的には研修の為に解剖されるという話だったが……
銀の匙 Silver Spoon 第4話「八軒、ピザを焼く」 感想
あらすじ
校内のゴミ拾い中、ゴミ山の中から石窯が発見された。それをきっかけにピザ作り担当に任命された八軒。ピザなど作ったことのない八軒だったが、ピザの宅配圏外に住む多くのクラスメイトからの熱い願いを断ることができず、渋々引き受けることに。
脚本 岸本卓 コンテ 室井康雄 演出 室井康雄 作監 室井康雄
中間考査、畜産で98点を取る八軒だが、常盤が100点を取り負ける。
更にそれぞれの教科でも駒場、吉野、タマコが次々にトップ。
結果2位に100点以上の差を付けて総合1位になるも釈然としない八軒。
乗馬部の新入部員は筋肉痛で苦しむ。
「どうすればいいのでしょうか?」
「耐えて」
人の心のない御影。
苦しむ八軒は西川にトラクターに乗せてもらう。
トラクターを分解してロボットやパワードスーツを造りたいと言う西川の夢を羨ましがる八軒。
テストの順位を気にしなくなったのは良い変化だろうか。
「校内」ゴミ拾い。
一人当たり1ha。100m×100mだな。とんでもねえ。
ぼやきながらゴミ拾いをする八軒は放棄された石釜を発見する。
デリバリー格差。
北海道は隣の家までキロ単位で離れてる事もあるらしい。
自宅が圏外とか夕刊が翌日の昼に来るとか大変だなぁ。
不用意な発言からピザを作る流れになった八軒。
拒否しようとするが、
「ピザ食べたいね」
「うん、そうだね」
「やらせていただきます」
ちょろい。
ピザ作りにあたっての材料費が足りないという問題があったが、エゾノーは自給自足が可能。
各科の人々に協力してもらい、更に中島先生が隠していた熟成室を発見する。
「学校の備品を私物化ですか?」
「人間は欲にまみれた生き物なのです」
「ここの事内密にしますんで一番良いチーズください!!」
吉野はいい性格してるな。
その頃、中学時代の担任である白石先生がエゾノー来訪の計画を立てていた。
校訓の
勤労
協同
理不尽
理不尽ってどうよと思ったが、生き物を相手にする農業は理不尽な事は幾らでもあるだろうからしっかりと教えとくべきなのかな。
ピザの材料であるベーコンを求めて酪農科に赴く八軒。
「食えるか?」
「え?」
「豚丼が肉にされた時、食えるかって聞いてんだよ。これは3ヶ月前まで、あいつと同じ子豚だった。あいつもいずれハムやベーコンになる。その時が来たら、食えるか?」
「正直……正直、その時になってみないと分かんないです。もやもやして答え出ないっす。なんか、いつまで経っても底の方でうろうろしてる感じで」
「もやもやしてるって事は、出口を探し続けてるって事だ。そうやって身をもって体験して、自分で出口見つけないと本当の血肉にならないだろ」
豚丼が肉になる時がこの作品の一つの山場になりそう。
屠殺されるのが辛いと思いながら食べれば美味しいと思ってしまう。本当に困る。
そして遂にピザが完成。
毒見と称して八軒に一番に食べさせる皆は良い奴等。
番組中盤にあった
「八軒は人が良すぎて損するタイプだね」
「そうかもね。でもさ、損でもなんでも良い人のところには人が集まるよ」
この台詞が思い起こされるね。
土木工学が釜を修理、森林科が薪を用意。小麦や野菜は農業科、ベーコンは酪農科。食品科が製粉やベーコンの加工。
多くの人がそれぞれの分野で協力してくれた訳だけど、それも八軒が奔走したからこそだもんな。
エゾノービールを作ろうとする教員に商業化の話を持ちかけるタマコはバイタリティあるよ。
「誰が造ったんですかね」
「ギクッ」
誰が造ったんだろうなー(棒)
「中学生の頃の八軒は、何かにならなきゃいけないという思いに縛られて、どんな人間になりたいかがすっぽり抜けていたように思います。こちらなら何か掴めるのではないかと思って放り込んでみたのですが、正解でしたかな?」
「どうなるかまだまだ分かりませんよ~けれど、少なくとも今日は何かを掴めたようですよ」
ここまで生徒に親身になってくれる先生達は本当に良い人達。
銀の匙 Silver Spoon 第5話「八軒、脱走する」 感想
すりかえておいたのさ!
あらすじ
「あいつが今夜くる…」。ある日の夜、西川が確かな情報筋から手に入れたというウワサを聞いた寮生たち。そいつは夜9時にとある場所に現れるという。しかし、その時間には寮から出ることは許されておらず、無断外出がバレると便所掃除の罰が待っている。しかしそんなことは関係ない、すでに覚悟は決っている!ただ誇りのために戦うのみ!そしてついに男たちの脱出計画実行のときが来た…!
脚本 岸本卓 コンテ 藤森かずま 演出 安藤健 作監 しんぼたくろう、水野辰哉
未知との遭遇。
きのこの山なんて食ってたら赤紙来るのは仕方ない。たけのこの里ならこうはならなかった。
全編ギャグ回。フルメタの温泉回を思い出す。
農家にとってのミステリーサークルは収穫が減るものだという反応が何だかおかしかった。
布団被っての作戦会議はやりたくなるよね。
「生徒を信用しとらんのか!」
「腐った教師どもめ!」
このやり取りで大笑いした。
更に穏やかな常識人だと思われていた相川のイチゴ泥棒相手の大暴れも。
まあ、死活問題だけに農家は泥棒に厳しいからね。
1ハロン11秒台ってどんだけ凄いのか分からなかったから調べてみたら201.168 mかよ。オリンピックでろよ。
「うっひょー、巨大自走式ハーベスターキター!」
画像検索してみたけど確かにデカい。じかに見てみたい気持ちは分かる。
銀の匙 Silver Spoon 第6話「八軒、御影家に行く」 感想
あらすじ
夏休み中は改修工事のために寮が使えないことを知った八軒。実家には戻りたくないと思っていたところ、御影に「行くとこ無いならうちに来ない?」と誘われ、彼女の家でアルバイトをすることに。
脚本 岸本卓 コンテ 出合小都美 演出 出合小都美 作監 橋口隼人、須藤智子
ほいほい釣られて御影家にお邪魔する八軒。
早速婿候補としてロックオン。農家や畜産系は後継者探しが大変らしいからな。知識がないのがあれだけど次男というのはお買い得だろう。
慣れない事も多く、なかなか上手くいかない。それにしたって仕事中に携帯弄るのは駄目だよ。駒場の家に行こうとして搾乳に遅れたのもアラーム機能とか利用しろよと思った。
「欲張りで何が悪い。俺ん家の経営は俺が立て直す!」
駒場の家庭の事情。前にちらっと触れられてたけどやっぱり経営は思わしくないよう。
駒場には頑張ってほしいが、TPPとかどうなるんだろう。
「八軒君よ。君は人生全部学校で習うんか?」
初めての鹿解体。食育なんかは実地で体験しないと身につかないものがあるよね。
豚丼との別れが刻一刻と近付いてるけどその時に八軒はどういう選択をするのか。
銀の匙 Silver Spoon 第7話「八軒、ギガファームへ」 感想
あらすじ
御影の家でのアルバイトの息抜きに多摩子父が経営するギガファームに行くことになった八軒と御影。果てしない一本道を車で走っていくとギガファームの看板が見えてきた。そこに待っていたのは、八軒の想像を大きく超える巨大な農場だった!!
脚本 岸本卓 コンテ 許平康 演出 許平康 作監 猪口美緒、松本昌子
お父さんはマスタング大佐か。
搾乳機械や親牛と子牛を分けての飼育、合理的なんだろうけど、何か薄ら寒いものを感じる。
何なんだろうな。やってる事は他の農家と同じでただ自動化してるだけなんだけど。
アニメだからデフォルメされてるけどリアルの出産風景はグロいんだろうな。
ただそれをはっきり言っちゃうのは正直ものというかなんというか。生まれたばかりの子牛は哺乳瓶入りの母乳が飲み物だって分からないというのは当たり前の事なんだけど目から鱗だった。
「私はお金が大好きです!」
タマコは本当に良いキャラしてる。そしてこれ御影と対照的なんだよな。
親が娘の進路を心配してるけど本人はやる気満々の稲田家と親は実家の後を継いでくれると思ってるけど本人は馬関係の仕事がやりたい御影家。
まあ、タマコは二子で御影は一人っ子という事情もあるんだけどさ。
八軒の夢持ってる奴が報われないのが嫌だというのは分かるんだけど、ちょっともにょる。
八軒の発言って意訳すると話が分かりそうな相手だから話すって事なんだけどこれが原因かな。自分の駄目さを相手のせいにしてるような感じがするのが嫌悪感抱くんだろうか?
まあ、どうしたって話の合わない奴というのは現実にいるから、そういう輩を避けるのが100%間違ってるとは言わないけど、この場合は親だからな。
御影評の「びくびくしながらそれでも皆の事を大切にして突っ込んでくる」というのも正しいんだろうが。
それはそうと馬みたいだと言われたと打ち明けた時の個々の反応が面白かったな。
臆病者
良い労働力
馬刺し
タマコのお母さんの笑いの意味が私、気になります!
銀の匙 Silver Spoon 第8話「八軒、大失態を演じる」 感想
失敗してもいいじゃない 人間だもの
みつを
あらすじ
御影の家でのアルバイトにも慣れ、手際も良くなっていた八軒。そんなある日、御影の祖父の勧めで搾りたての生乳を飲んだ八軒。思わず五体投地してしまうほどのおいしさに感動する八軒だったが…
脚本 岸本卓 コンテ 村山靖 演出 村山靖 作監 小林ゆかり、鈴木伸一
舅による婿イジメ。まあ、
「これから大きく……」
とか言ってたら引っ叩きたくなる気持ちも分かる。
「俺みたいなのが入れるんだから、東大とか大した事ないっすよ」
兄貴登場。素でこういう事を言っちゃう人が兄だと八軒も大変だっただろうな。
兄弟揃って確かな味覚を持っているがそれは親のきちんとした職行くのお陰。その事に感謝するエピソードも今後あったりするんだろうか。
しかし味覚はしっかりしてるのに料理が不味いってのも難儀だな。手先が不器用なのか、変なアレンジをしようとしてしまうのか。
兄貴が小西克幸でイシュヴァール帰りの親父は堀内賢雄か。美声親子だな。
搾りたての生乳を飲んで五体投地。
八軒はリアクション芸人になれると思う。
豆腐メンタルな自分にはこういう失敗エピソードは胃に来るんだけど、御影家の皆が良い人で良かった。
現物支給損害分を引かずに八軒の頑張りに金を払うとかとても立派。
「馬鹿は碌でもないものに金を使う。賢い奴は自分の成長のために使う。男の価値は、金の使い方でわかるもんさ」
良い台詞だな。……課金やエロ同人に金を使うのはやっぱりアウトですかね?
銀の匙 Silver Spoon 第9話「八軒、豚丼に迷う」 感想
「御影ん家の子供に生まれたかった」
婿入りすれば御影家の子になれるぞ。
あらすじ
御影の家でのバイトを終え、寮に戻った八軒。久々に豚丼に会いに行ってみると、そこには、でぶ?んと肥え太って、豚らしくなった豚丼が…!しかし、それは同時に、豚丼の出荷が迫っていることを意味していた…
脚本 岸本卓 コンテ 柴山智隆 演出 柴山智隆 作監 黒木美幸、古住千秋
等外の豚肉はあってないような値段らしいけどどこで売買されてるんだろうな。
欲しいんだけど。作中の説明だけじゃ品質には問題なさそうだし。
「相川、八軒、おかえり」
お、可愛いな。新キャラか?
と思ったらまさかのタマコ。
顔は美人だと前に言われてたが、痩せると本当に美人だ。
そして祭りの出店で食うと元通り。豚以上に効率良いな。
夏休みデビューの常盤、服装や髪型で数え役満。
罰として丸坊主と一週間の強制労働。丸刈りだと進撃の巨人のコニーみたいだ。
豚丼の為に睡眠時間を削って世話をする八軒。
ちゃんと相談に乗ってくれたり掃除をやっておいてくれたり同級生も良い奴ばっかりだ。
稲田先輩の言ってた真面目にやってると人が集まるという言葉が身に染みるね。
世話のお陰で体重が増え、中以上の格付けに。しかしそれは豚丼との別れが近付いてくるという事。
さらっと流されてたけどペットと食用の区別とか難しい問題だな。
自分の場合、切り身の魚は大丈夫だけど頭付きの丸ごとは時々抵抗あったりするんだよね。
親身になって世話してた豚を食えるかと聞かれたら即答出来んな。
「価値観が凝り固まっている群に、八軒のような異物が混ざる事によって普段やらないようなディスカッションが起こっている。価値観の違う者が混ざれば群は進化する」
先生は考えさせられる事を言うな。
確かに集団にまったく違う考えの人間が入ると軋轢もあったりするけど新たな発想が生まれたりする事もあるよね。
銀の匙 Silver Spoon 第10話「八軒、豚丼と別れる」 感想
あらすじ
豚丼の出荷が明日に行われると告げられた時、八軒は、食肉に加工された豚丼を買い取ると申し出る。富士先生はその申し出を了承し、豚丼の肉はすべて八軒が買い取ることに。それから数日後、八軒のもとに、食肉に加工された豚丼が届いたとの知らせが。
脚本 岸本卓 コンテ 伊藤智彦 演出 伊藤智彦 作監 山本篤史 湯川敦之
遂に豚丼との別れ。
家畜を殺して食べる事に疑問を持たなかった吉野がその事について考え始めたというのは前回先生が言っていた事だな。
ただまあ、競馬の回で言われてた事だけど家畜の気持ちを考えるのが農家にとって良い事なのか悪い事なのか。そりゃまったく無頓着なのはどうかと思うけどね。
しかしそんなシリアスな空気をぶち壊す男、常盤。
「豚舎で吉野と……お前どうすんの?責任取るの?」
「ああ、あの話か。あいつの事は真剣に考えてる。ケジメは付けるさ」
ラブコメ特有の勘違い展開。
「八軒豚の雌とデキてんの?」
更に獣姦疑惑まで。踏んだり蹴ったりだな。
屠畜場での映像はタイムリーすぎる。
そして血が駄目な獣医志望、相川の今後も気になるな。
「ちっちゃくなっちゃったな……」
とうとう加工されてしまった豚丼。
全部で51キロ、2万5296円。それが豚丼の命の値段か。先生が説明してる時に切なくなった。
しかし1キロ496円って安いな。スーパーとかを経由せずに直接買い付けるとそんなもんなのか。
「金持ってると女にモテるが、肉持ってると男にモテちゃうからな」
名言すぎる。そして八軒のイメージが酷い。
そして豚丼をベーコンに加工する八軒。
一人で作業を行った八軒もだけどずっと付き合ってくれた稲田先輩も本当に良い人だ。
燻製してる最中の煙を見て葬式みたいだと呟く駒場。
その直後にふざけてたけど、しんみりさせちゃったから無理矢理空気を変えたように見えたな。
グダグダ悩ませずに美味そうに豚丼を食べる八軒で〆たのは良い判断だったと思う。
そういえば気になるのは御影が薬は本当に馬の為だけだったのか。
黒板消し落としてたし、まったく脈なしという訳でもなさそうだよね。
銀の匙 Silver Spoon 第11話「走り出せ、八軒」 感想
あらすじ
野球部に所属する駒場は1年生ながら、公式戦にピッチャーとして先発出場。八軒たちエゾノー生も応援に駆け付ける中、白熱した試合を見せる。その光景を目の当たりにした八軒たちは、自分たちの中から何かがたぎってくるのを感じ、バスを待つ女子たちを尻目に寮に向かって走りだす!
脚本 岸本卓 コンテ 出合小都美 演出 出合小都美 作監 須藤智子 松本昌子 猪口美緒
「お前の本気を見せてやれっての」
兄貴は良い事言うな。
最善はきちんと向かい合う事なんだろうけど、それが無理ならああいう形でも主張しないとね。
初回にいきなりホームラン打たれたのに崩れなかった駒場の精神力は凄いな。
八軒は、ずっと勝ち続けなくちゃならなくて甲子園に出場出来てもプロになれるのは一握りだって言ってたけど、「俺は勝つしかねえからよ」という駒場の言葉は重い。
馬術部の先輩が言ってた自分を仕事に合わせるというやり方もありなのかな。
少なくとも八軒の一種の指標にはなったと思う。
「八軒君は逃げるという事に否定的なのだね。逃げてきた事に負い目はあっても、その、逃げた先で起こった事、そこで出会った人、それらはどうでしたか?否定するものでしたか?」
流石に校長先生の言葉には含蓄あるよね。
「生きる為の逃げはありです。ありありです」
「あり……」
「そう。逃げ場のない経済動物と君達は違うんですから」
当然逃げる事はそれはそれでリスクがあるんだけど、今回は自分に自信が持てない八軒を励ます為だしね。
家畜の事を常に考えようと来年から授業で行われる研究発表はホエー豚にしようと決意した吉野。
前回も書いたけどこれは果たして良い事か悪い事か。
そして達観して満足するのではなく悩み続ける覚悟を決めた八軒。これもまた厳しい選択だな。
- 関連記事
-
- キルラキル 第十九話「たどりついたらいつも雨ふり」 感想
- キルラキル 第十八話「夜へ急ぐ人」 感想
- 銀の匙 Silver Spoon 第6話「御影、奮闘す」 感想
- キルラキル 第十七話「何故にお前は」 感想
- 銀の匙 Silver Spoon 第5話「八軒、大わらわ」 感想
- キルラキル 第十六話「女はそれを我慢できない」 感想
- 銀の匙 Silver Spoon 第四話「南九条、あらわる」 感想
- キルラキル 第十五話「どうにもとまらない」 感想
- 銀の匙 Silver Spoon 第3話「八軒、高く跳ぶ」 感想
- キルラキル 第十四話「急げ風のように」 感想
- 銀の匙 Silver Spoon 第2話「八軒、副ぶちょーを拾う」 感想
- キルラキル 第十三話「君に薔薇薔薇…という感じ」 感想
- キルラキル 第一話~十二話 感想
- 銀の匙 Silver Spoon 第1話「八軒、副部長になる」 感想
- 銀の匙 Silver Spoon 感想
スポンサーサイト
- テーマ:銀の匙
- ジャンル:アニメ・コミック
- カテゴリ:作品感想 カ行
- CM:0
- TB:0