夜ノヤッターマン 第1夜「世界は真っ暗闇」 感想
- 2015/01/12
- 21:36
清く、正しく、美しく、ドロンボーがいる限り、この世にヤッターマンは栄えない!闇を払い!この世界に新たなる夜明けを!何が善で、何が悪なのか……!?ドロンボー一味との長き戦いを制したヤッターマンだが、彼らが築いた王国ヤッター・キングダムは平和な楽園ではなかった!?国は疲弊し、圧政に苦しむ人々!そこに立ち上がったのは、かつてヤッターマンのライバルとして戦ったドロンボー一味の末裔で、ヤッターマンに恨みを抱くレパ...
夜ノヤッターマン 第2夜「ヤッターマンにデコピンを」 感想
- 2015/01/19
- 21:16
レパードちゃんマジ天使。ヤッター・キングダムが支配するでっかいどうに上陸したドロンボーだが、そこに待っていたのはヤッターマンではなく、ヤッターマンの姿を模した機械兵だった!? デコピンどころか逆に追われる身となってしまう。そんなドロンジョたちは、偶然に逃げ込んだ山小屋で盲目の少女アルエットと出会うことに……。高笑いの練習をする3人はコミカルで面白い。出涸らしのお茶や紅葉は悲しくなったけど。「皆さんもそ...
夜ノヤッターマン 第3夜「俺たちは天使じゃないけど天使のフリをする」 感想
- 2015/01/26
- 20:56
「お前達は、本当の正義じゃあない。清く、正しく、美しく、ドロンボーがいる限り、この世にヤッターマンは栄えない!闇を払い!この世界に新たなる夜明けを!」アルエットは、突然現れたドロンジョを自分の願いを叶えに来てくれた天使だと思い込んでしまう。アルエットと同様に、両親を奪われたことからヤッターマンに恨みを抱く幼なじみのガリナは、ドロンジョたちと共にヤッターマンにデコピンを食らわすことを決意。一同はヤッ...
夜ノヤッターマン 第4夜「湯けむり露天風呂紀行」 感想
- 2015/02/02
- 20:56
妊婦のミッちゃんと出会うドロンジョたち。ところが、彼女の夫ビーネが強制労働の人員としてキングダムの兵士に連行されてしまう。そこでビーネの奪還に立ち上がるドロンジョたち。作戦は成功するが、ドロンジョたちはヤッターマンを恐れるビーネに密告され、ヤッターマンの部下・ゴロー将軍の襲撃を受けることに……。アバンは幼年期の回想から始まるのが決まりなのかな。消費税80パーセントに強制徴収とか圧政すぎる。刺すのが得意...
夜ノヤッターマン 第5夜「母に捧げるハリケーン」 感想
- 2015/02/09
- 21:23
雪祭りで賑わうサッパリ市を訪れたドロンジョたちは翌日、相撲とボクシングとレスリングの大会が開催され、優勝者に賞金と賞品の羊が贈られることを知る。そこで金と羊を手に入れるため、ガリナが相撲大会に出場することに。ところが街で出会った少年タケシが、病気の母親の医者代を稼ぐため相撲大会に出場することを知って戸惑うドロンジョたち。北海道の札幌雪祭り。アイアンコングっぽいのがいたな。「大丈夫?」の所でアルエッ...
夜ノヤッターマン 第6夜「冬に咲く花」 感想
- 2015/02/16
- 20:35
ゴロー将軍の度重なる追撃により、一時撤退を提案するボヤッキーたち。しかし、ドロンジョは反発。そんな一行が将軍の襲撃を受け、ガリナは捕らえられ、ドロンジョは一人ぼっちになってしまう。離れ離れになって初めて仲間のことに思いを馳せるドロンジョとボヤッキーたち。再会を果たして団結したドロンボーは、ガリナ救出のために奮闘することに。「グッバイアディオスさようなら~」ラベンダーの花言葉「沈黙」「私に答えてくだ...
夜ノヤッターマン 第7夜「夢の海」 感想
- 2015/02/23
- 19:38
外洋と内洋を隔てる堤防のような高い壁がそびえるトマケ地方の海。その海岸でヤッター兵に襲われていた漁師リュウを救う。飢えて朦朧としたドロンジョたちは、“浦島太郎”を模したゴロー将軍の罠にはまり、海中発電所の一室に閉じ込められてしまう。そこで壁を越えて外洋へ行きたいというリュウの夢を聞いたガリナは、その夢を実現するために協力する。トマケ……十勝?ゾンビ状態の一行はとても主人公達とは思えない。ドMは無敵の生...
夜ノヤッターマン 第8夜「クッシャロデッシャロ湖のクッシー」 感想
- 2015/03/02
- 22:05
クッシャロデッシャロ湖に棲むという伝説の生物クッシーを利用して一儲けを企むボヤッキーとトンズラー。本当にいるのか? という疑問は、幼いクッシーの登場であっさりと解決。風邪をひいてガリナに甘えていたドロンジョは、母を恋しがるクッシーに同情し、危険を顧みず彼を母親の元に送り届けようとするが、そのせいでゴロー将軍と衝突することに。煩悩退散の為に冷水を浴びてるのかと思ったら風邪を引く為かよ。ドロンジョ様の...
夜ノヤッターマン 第9夜「アバレシ番外地」 感想
- 2015/03/09
- 22:36
本気モードに突入したゴロー将軍によってドロンジョたちが捕まり、アバレシ大監獄に送られることになった。運良く難を逃れたガリナは、今度こそ自分がみんなを助ける番だと奮起。救出のチャンスは、護送車が監獄に到着するまでだ。チンパンジーのサンピーが守るレーシングカーに飛び乗ったガリナは、ゴロー将軍のメカと激しいカーチェイスを繰り広げる。素晴らしいゲイね!網走刑務所が元ネタかな。マッハ号じゃねーか!?3Pちゃん...
夜ノヤッターマン 第10夜「ヤッター十二神将包囲網」 感想
- 2015/03/16
- 21:18
そりゃそうや岬にあるキングダムの首都、ヤッター・メトロポリスに潜入するドロンボー。両親と愛犬・ワンちゃんとの再会に期待に胸を躍らせるアルエットだが、ドロンジョたちは強制労働の惨状を目の当たりにする。そんな一行の前に立ち塞がるヤッター十二神将。捕らえられ連行されたドロンジョたちの前に、ついに宿敵ヤッターマンがその姿を現す!!以前連れて行かれた旦那がいたな。「おお、ドロンジョ様はヤッターマンを倒した後の...
夜ノヤッターマン 第11夜「真実のヤッター・メトロポリス」 感想
- 2015/03/23
- 20:40
悪の元凶がヤッターマンではなく、ドクロベエだったという真相を知らされるドロンジョたち。キングダムの住人に知らされていない裏の歴史があったのだ。一方、アバレシの戦いで敗北したゴロー将軍は独房に収監されていたが、そんな彼のいる牢獄にドロンジョたちが入れられたことから、過去の記憶を取り戻しつつあった…「ちょっ、ちょっとタイム!」ストリウム光線のポーズ。女子高生を映した趣味のテープを持ってるヤッター兵とは...
夜ノヤッターマン 第12夜「夜明け」 感想
- 2015/03/30
- 21:29
打倒ドクロベエを宣言して行動を開始するドロンボー。しかし、人々が求めているのはヒーローだと気づいたガリナは、家族の死を受け入れたアルエットと共に新世代のヤッターマン1号&2号を襲名!! ……だがそれは、同時にドロンボーとの別れを意味していた。ドクロベエを倒し、世界に夜明けをもたらす最終決戦の幕が切って落とされる!!「本当に大切なものは目に見えない」「星の王子さま」かな。ガリナって鶏って意味だったのか。ヤ...
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第1&2話 感想
- 2015/04/10
- 08:09
過去のトラウマと、独自のひねくれた思考回路によって「ぼっち生活」を謳歌しているように見える比企谷八幡は、ひょんなことから生活指導担当教師、平塚 静に連れられ「奉仕部」に入部する。同じ部に所属する息を呑むほどの完璧美少女・雪ノ下雪乃や、クラスの上位カーストに属するギャル・由比ヶ浜結衣とともに、クラスメイトの人間関係の問題の解決から文化祭実行委員の運営に至るまで、数々の案件をこなす毎日をすごしていた。...
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第3話「静かに、雪ノ下雪乃は決意する」 感想
- 2015/04/17
- 08:17
修学旅行で八幡がとった行動にショックを隠せない雪乃と結衣。ぎこちない空気の奉仕部に新たな依頼が持ち込まれる。 友達の悪ノリで生徒会長選挙に立候補させられた一色いろはが、自分の印象は損なわず選挙にうまく落選したいという。しかし八幡と雪乃はその対処をめぐって対立してしまう…。一方、八幡は中学時代に告白し深いトラウマのもととなった相手、折本かおりに偶然出会い…!?脚本:大知慶一郎絵コンテ:池端隆史演出:直...
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第4話「そして、由比ヶ浜結衣は宣言する。」 感想
- 2015/04/24
- 07:00
生徒会長選挙に解決策を見いだせないまま、葉山の頼みと陽乃の脅しにより、折本&仲町の女子2名と葉山とのデートにつきあうことになった八幡。途中、ふだんから葉山を気にかけている三浦優美子やいろはとニアミス。入ったカフェでは雪乃と結衣が現れる。そこへさらに陽乃も加わり、またしても事態は思わぬ方向に。そして雪乃は、生徒会選挙に対し独自の決断をする。それを知った結衣は…。脚本:大知慶一郎絵コンテ:RoydenB演出:...
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第5話「その部屋には、紅茶の香りはもうしない。」 感想
- 2015/05/01
- 06:59
誰にも生徒会長選挙と奉仕部のことを相談できなかった八幡だったが、妹の小町との会話によって、ようやく動き出すきっかけを得る。「雪乃と結衣に奉仕部に残ってもらいたい」と願う小町に、八幡は自分にできることを探すことに。しかし一方で選挙に向けて着々と動く結衣、意志を変えない雪乃に対し、打開策を思いつけず苦悶する八幡。いろは、材木座を巻き込んで、八幡がたどりついた逆転の解決方法とは?脚本:大知慶一郎絵コンテ...
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第6話「つつがなく、会議は踊り、されど進まず。」 感想
- 2015/05/08
- 06:51
生徒会長選挙のあと、自らの選択が正しかったのか一抹のわだかまりを感じる八幡。そこへいろはが持ち込んできた依頼は他校の生徒会との合同クリスマスイベント。依頼を受けようという結衣に対し自らの意志で判断を下せない雪乃。八幡は、奉仕部としては依頼を断りながらも、いろはを会長に仕立てた責任から、雪乃と結衣には言わず自分一人でいろはを手伝うことにするが…。脚本:菅 正太郎絵コンテ:及川 啓演出:松本マサユキ作画...
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第7話「されど、その部屋は終わらぬ日常を演じ続ける。」 感想
- 2015/05/15
- 06:54
合同クリスマスイベントをともに催す相手校の生徒会は「意識高い」生徒たち。フラッシュアイディア飛び交うブレストでシナジーを意識したグランドデザインに口々に「それ、アグリーだね!」などと言うばかり。その実、具体的なことは一切決められないまま、イベントの日は迫る。さすがの八幡も追い詰められる。一方、いろはとふたり、この難題に取り組むうちに互いに微妙な絆も生まれてきたような…?脚本:菅 正太郎絵コンテ:川口...
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第8話「それでも、比企谷八幡は。」 感想
- 2015/05/22
- 20:50
「もう、無理して来なくてもいいわ…」。雪乃の言葉に、自分のやり方への苦悩を深くする八幡。平塚はそんな八幡を愛車に乗せ夜の美浜大橋に連れ出しやさしく諭すように語る。「君は人の心理を読み取ることには長けているな。けれど感情は理解していない」。そして平塚の彼を思いやる優しい言葉から、八幡がたどりついた答えとは!? その行動が奉仕部の3人の関係に新たな一歩を踏み出させる…!脚本:大知慶一郎絵コンテ:RoydenB演出...
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第9話「そして、雪ノ下雪乃は」 感想
- 2015/05/29
- 09:16
自らの発言を思い出し激しく悶える八幡だったが、クリスマスイベントの解決には奉仕部3人で関わることに。クリスマスとは何か勉強して来いという平塚にチケットをもらいディスティニーランドへ来た八幡たち。いろはに、葉山、三浦、海老名、戸部も加わった一行だったが、人混みのなか、八幡と2人きりとなった雪乃は意外な言葉を口にする。一方、打ちあがる花火の光の下、いろはが思わぬ行動に出て…。脚本:大知慶一郎絵コンテ:高...
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第10話「それぞれの、掌の中の灯が照らすものは。」 感想
- 2015/06/05
- 06:58
何も決められない玉縄たちに対し、その無責任さや空虚さを正面から指摘する雪乃と八幡。きちんと物事に白黒をつけていくことで、いろはとともにクリスマスイベントを何とか成功に導く八幡、雪乃、結衣。そして久々に奉仕部に穏やかな空気が訪れる。年も明け、結衣と八幡は2人で雪乃の誕生日プレゼントを買いに行くことに。そこで偶然、陽乃と葉山に遭遇する…。脚本:菅 正太郎絵コンテ:川口敬一郎演出:松下周平・平峯義大「私も...
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第11話「いつでも、葉山隼人は期待に応えている」 感想
- 2015/06/12
- 06:54
学校内で「雪ノ下と葉山が付き合っている」という噂が流れ困惑する雪乃たち。そんな中、三浦が奉仕部のドアをたたく。依頼の内容は葉山の進路のこと。「それでも知りたい……それしかないから」。答えを出さない葉山に対し、マラソン大会を利用し一計を案じる八幡。八幡と葉山、二人が語ったこととは?脚本:大知慶一郎絵コンテ:岩崎光洋演出:岩崎光洋「先輩……今付きあってる人って……いますか?」あざとい。ヒッキーはちょろいがい...
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第12話「未だ、彼の求める答えには手が届かず、本物はまちがい続ける。」 感想
- 2015/06/19
- 20:22
バレンタインデーが近づき、三浦といろはから葉山にチョコを渡したいと相談を受ける奉仕部メンバー。葉山はチョコを受け取らないと公言しているため、八幡のアイデアで料理教室を開催し、作ったチョコを葉山に試食してもらうことに。平塚や川崎達も集まりみんなが楽しい時間を過ごす中、陽乃が八幡に問う。「こういう時間が君のいう、本物?」。雪乃、結衣そして八幡の均衡が少しずつ揺らいでいく...。陽乃が言った今のゆきのんの状...
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第13話「春は、降り積もる雪の下にて結われ、芽吹き始める。」 感想
- 2015/06/26
- 06:51
雪ノ下が自分の未来を誰かに委ねるなんてそんなことあっていいはずがない。由比ヶ浜がずるいなんて、そんなことを言わせてしまっていいはずがない学校帰り、突然雪乃の前に現れた陽乃。母からの指示でしばらく雪乃のマンションに住むという。帰る場所を無くした雪乃を結衣は自宅に泊まるように勧める。「……ゆきのんはさ、どうしたい?」結衣の問いかけに言葉を詰まらせる雪乃。そして結衣は1つの決意をする。3人の関係が変わる可...
ライトノベル(右寄りの小説)最高峰 幼女戦記 第壱話「ラインの悪魔」 感想
- 2017/01/07
- 06:52
(立場を)守りたいから私は飛ぶ!統一暦1923年6月。金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は何事もなく無事に終わるはずだった。しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入。戦時体制へ...
可愛い幼女だと思った?残念おっさんでした! 幼女戦記 第弐話「プロローグ」 感想
- 2017/01/14
- 06:55
帝国郊外の孤児院。ターニャは貧しい生活から抜け出すため、帝国軍への入隊を志願。魔導師としての適性を発揮し、士官学校へ進学する。その最後の研修として、北方のノルデン戦区上空にて、友軍による砲弾射撃の観測任務に就いていた。それは危険などない簡単な任務のはずだった。だが協商連合軍の越境侵犯を契機に帝国と協商連合が戦争状態に突入し、状況は一変。ターニャは敵魔導中隊の奇襲を受け、単独で交戦しなければならない...
神の奇跡は偉大なり。主を讃えよ。その誉れ高き名を 幼女戦記 第参話「神がそれを望まれる」 感想
- 2017/01/21
- 05:17
Deus lo vult協商連合軍との初戦闘から数週間後。戦功を称えられたターニャは、極めて優秀な魔導士官として認められ、幼いながらも帝都の戦技教導隊に配属される。切望していた安全な後方勤務を手にいれたと、内心で喜びを爆発させるターニャであったが、配属先で待っていた任務は、危険な新型演算宝珠のテスト要員であった。検証を任された試作品の性能は極めて不安定で、テストは失敗ばかり。そのうえ主任技師であるシューゲルは...
火竜の産声 幼女戦記 第肆話「キャンパス・ライフ」 感想
- 2017/01/28
- 06:41
統一暦1924年。北方では協商連合軍と、西方では共和国軍との戦闘が継続するなか、晴れて軍大学生となったターニャは、後方の安全な帝都で大学生活を満喫していた。軍大学といえども、待遇は一般の大学と同じ。さらには国費で給与まで貰える、実に恵まれた環境だった。ターニャは持ち前の知識と効率主義で、学内の座学や実地訓練を要領良くこなし、教官や同輩から高い評価を受けていた。一方、参謀本部では、共和国軍の侵攻によって...
突き進む栄光と破滅の道 幼女戦記 第伍話「はじまりの大隊」 感想
- 2017/02/04
- 07:56
大戦の最中、僅か数十名の部隊で大公国を壊滅寸前にまで追いつめた集団があった。その名は、サラマンダー。辛うじて戦争に勝利した合衆国は、彼等の力を恐れ、懐柔に乗り出した。 今、本当の白銀を知る者は少ない。ターニャは軍大学を優秀な成績で卒業し、ゼートゥーアが立案した即応の航空魔導大隊を任されることになった。即応部隊の大隊長ともなれば、最前線での激戦は免れない。後方の安全な勤務を望むターニャは、どうにか部...
絡みつく見えざる手 幼女戦記 第陸話「狂気の幕開け」 感想
- 2017/02/11
- 06:44
帝国軍は圧倒的な軍事力と航空勢力によって、前時代的なダキア大公国軍に圧勝。ターニャ率いる第二〇三航空魔導大隊も、初戦闘で見事な戦功を挙げた。だが協商連合軍および共和国軍との戦闘は依然として継続中であり、帝国が二つの戦線を抱え込んでいることに変わりはなかった。そうした状況のなか、参謀本部作戦局のルーデルドルフは、国力の脆弱な協商連合から率先して叩くことを提案。戦務担当のゼートゥーアが兵站状況の不安か...
これまでのおさらい 幼女戦記 第陸.伍話「戦況報告」 感想
- 2017/02/18
- 19:08
ルールはシステムの円滑化に必要不可欠。そのルールさえ守っていれば、何もかもが順調に進み、約束されたレールに乗って、何の憂いもなく出世コースを歩んでいけるはずだった。しかし、気がつけば、向かう先は常に戦場の最前線。事態はまるで仕組まれたかのように最悪へと流れていく。もはや目の前には安全な後方勤務など望むべくもない絶望的な状況が広がっている。どうしてこうなってしまったのか。ターニャは全ての原因となった...
血塗れのクリスマスプレゼント 幼女戦記 第質話「フィヨルドの攻防」 感想
- 2017/02/25
- 06:58
ターニャ率いる第二〇三航空魔導大隊は北方方面軍に配属され、敵に強襲されていた物資集積所の防衛に成功。部隊は初の本格的な戦闘に戸惑いながらも、魔導師ならではの機動力で複数の爆撃機を撃墜した。さらには共和国の義勇兵や連合王国の監視拠点を壊滅させ、世界を相手にした戦いにおいて、帝国の国威を示した。そうして北方の司令部にもターニャの実力が知られるなか、現地に到着したルーデルドルフとレルゲンにより、新たな作...
戦禍の極地 幼女戦記 第捌話「火の試練」 感想
- 2017/03/04
- 06:37
統一暦1925年。帝国軍は協商連合全域を事実上の占領下においた。ターニャと第二〇三航空魔導大隊はライン戦線へ転属。共和国軍との血で血を洗う激戦が続くなか、元共和国領のアレーヌ市でパルチザンが蜂起したとの一報が入る。アレーヌ市は帝国軍の後方連絡線上にあり、このままでは前線への補給路が遮断されてしまう恐れがあった。参謀本部は司令部を通じ、「アレーヌ市の叛徒および合流してきた敵魔導部隊を排除せよ」との特命を...
前方への脱出 幼女戦記 第玖話「前進準備」 感想
- 2017/03/11
- 07:40
帝国軍はアレーヌ市を制圧した。だが戦いの影響で補給路が傷つき、ライン戦線における正面攻勢は不可能という状況であった。参謀本部が合同協議会を開いて対策を急ぐなか、ゼートゥーアは従来の戦争ドクトリンでは勝利の実現性が乏しすぎると指摘し、敵の戦争継続能力を粉砕することこそが戦争終結への唯一の道だと主張。すでに作戦局のルーデルドルフと協力し、敵主力軍の撃滅計画に着手していることを告げる。一方、参謀本部に呼...
開けゴマ 幼女戦記 第拾話「勝利への道」 感想
- 2017/03/18
- 19:30
その日、帝国の最高統帥会議にて、ゼートゥーアとルーデルドルフは高級官僚たちから叱責されていた。帝国軍はライン戦線右翼を大幅に後退し、すでに西方工業地帯までもが重砲の射程圏内に捉えられつつある状況であった。官僚たちは、このままでは軍部に不本意な政治的措置を講じる必要もあると戒めるが、そうした官僚勢の訓告に対しても、ゼートゥーアとルーデルドルフは全く動じることなく、静かに時を待っていた。同じ頃、ターニ...
零れ落ちる勝利 幼女戦記 第拾壱話「抵抗者」 感想
- 2017/03/25
- 06:42
ターニャは敵のライン方面軍司令部を強襲し、共和国軍の指揮系統撃滅に成功。その機に合わせ、帝国軍は坑道戦術でライン戦線左翼の敵陣地を突破。続けて機動力を活かした回転ドア作戦により、遊兵化した敵主力部隊を完璧に包囲した。あとわずかで共和国との戦争を終わらせられる。平和が戻ってくれば安定した出世の道が待っている。そんな確信を抱きながら、ターニャは大隊を率いてライン戦線に赴いていた。その数刻前、帝国軍が劣...
帝国の戦いはこれからだ! 幼女戦記 第拾弐話「勝利の使い方」 感想
- 2017/04/01
- 07:49
ライン戦線の包囲殲滅戦から数日後。敵の主力を撃破した帝国軍は、直ちに共和国の首都パリースイィを制圧。遂に輝かしい勝利を手にした。ターニャも勝利に沸きかえる帝都にて、ようやく手に入れた平和な生活を喜んでいたが、そこに共和国海軍が撤退中との報せが入った。ターニャは共和国のド・ルーゴ将軍が、本土を捨てて反抗勢力の一部を南方大陸に逃そうとしていることを見抜き、独断専行で出撃しようとする。だが寸前のところで...
天国か地獄か ようこそ実力至上主義の教室へ 第1話「悪とは何か――弱さから生ずるすべてのものだ。」 感想
- 2017/07/13
- 06:34
Was ist schlecht? - Alles, was aus der Schwache stammt .この社会は平等であるか否か。真の『実力』とは何か——。東京都高度育成高等学校。それは徹底した実力至上主義を掲げ、進学率・就職率100%を誇る進学校である。そこに入学して1年Dクラスに配属された綾小路清隆だったが、学校は実力至上主義の看板とは裏腹に、生徒に現金と同価値のポイントを月10万円分も与え、授業や生活態度についても放任主義を貫く。夢のよ...
学校は社会の縮図 ようこそ実力至上主義の教室へ 第2話「才能を隠すのにも卓越した才能がいる。」 感想
- 2017/07/20
- 18:40
AからDの各クラスは生徒の能力によって分けられ、Dクラスは『不良品』と呼ばれる生徒が集まる落ちこぼれクラスだった。彼らは入学後1ヶ月間の自堕落な生活のため、学校からの評価を徹底的に落とし、毎月もらえるはずの10万円分のポイントをすべて帳消しにされる。極貧生活を強いられ、さらに今後試験で赤点を取れば即退学という厳しいルールを告げられ、大騒ぎに陥るDクラス。そんな中、自分がDクラス配属であることに納得...
綺麗な花には毒がある ようこそ実力至上主義の教室へ 第3話「人間は取引をする唯一の動物である。骨を交換する犬はいない」 感想
- 2017/07/27
- 07:30
成績の悪い生徒たちが多かったにも関わらず、Dクラスは学校側の予想に反し、高得点を叩き出して中間試験を終えた。その試験結果の裏には、堀北たちの必死の努力、そして綾小路の暗躍があった。しかし成績面を最も不安視された須藤が、たった1点だけ及ばず赤点となってしまう。「須藤健、お前は退学だ」——冷徹に言い渡す担任教師・茶柱。既に採点も終わり、決着がついてしまった中間試験の結果を覆すため、綾小路が繰り出した最後...
暗闘開始 ようこそ実力至上主義の教室へ 第4話「他人が真実を隠蔽することに対して、我々は怒るべきでない。なぜなら、我々も自身から真実を隠蔽するのであるから。」 感想
- 2017/08/03
- 18:44
中間試験を終え、わずかながらもポイントを得たDクラス。極貧生活を抜け出せることを喜ぶクラスの面々だが、また新たな問題が発生する。須藤がCクラスの生徒に対し、暴行事件を起こしたというのだ。彼は正当防衛を主張するが、生徒会立ち会いの下で審議が行われることになり、結果次第でDクラスはポイントを剥奪されてしまう。正当防衛の証拠探しに奔走する綾小路やDクラスの面々。綾小路はとあるきっかけから、Bクラスのリー...
逆転裁判 ようこそ実力至上主義の教室へ 第5話「地獄、それは他人である。」 感想
- 2017/08/10
- 19:35
事件の目撃者と思われるDクラスの生徒・佐倉愛里。彼女だけが須藤の正当防衛を裏付けられるが、佐倉はなぜか審議で証言することを拒否する。他人と友好関係を築くことにおいて右に出る者がいない櫛田でも、佐倉の閉じた心を開くことができない。結局、彼女の協力を取り付けることができないまま、審議当日を迎えてしまう綾小路たち。DクラスとCクラスが争う審議に立ち会うのは、生徒会長であり堀北鈴音の兄でもある堀北学。須藤...
垣間見える闇 ようこそ実力至上主義の教室へ 第6話「嘘には二種類ある。過去に関する事実上の嘘と未来に関する権利上の嘘である。」 感想
- 2017/08/17
- 21:15
勇気を出して佐倉が証言してくれたため、CクラスとDクラスの審議は五分に持ち込まれ、後日に再審議が行われることとなった。しかし、佐倉の証言がDクラスにとって最後の切り札だったため、ここからさらに審議を優勢に傾けるためには、別の手がかりが必要となる。暴行事件が起こった現場を再び調査していく綾小路と堀北。折りふし、佐倉の周囲には怪しい人物の影がチラついていた。佐倉愛里のもう一つの顔=グラビアアイドル『雫...
漢達の生き様を目に焼き付けろ ようこそ実力至上主義の教室へ 第7話「無知な友人ほど危険なものはない。賢い敵のほうがよっぽどましだ。」 感想
- 2017/08/24
- 19:35
波乱の1学期が終わり、学校は夏休みに入っていた。友人など一切不要と言い、孤独を貫く少女・堀北鈴音は、夏休み中も誰とも会うことなく、読書と勉強だけの日々を送っている。そんなある日、綾小路から「Dクラスの男女合同でプールに行こう」と誘いの電話が入った。普段であれば断るのだが、『とある事情』により誘いに乗る堀北。一方その頃、Dクラスの池を中心とした男子たちは、何やら怪しい計画を立てていた。そしてプール当...
地獄の門が開く時 ようこそ実力至上主義の教室へ 第8話「汝等ここに入るもの、一切の望みを捨てよ。」 感想
- 2017/08/31
- 19:38
1年生夏休みの学校行事として行われる南の島でのバカンス。島への渡航にも超豪華客船が使われ、船内ではレストランの料理も各種レジャー施設もすべて無料で堪能できる。1学期には赤点即退学という厳しいルールや、現金代わりのポイントが0という極貧生活を強いられてきたDクラス生徒たちは、気を緩めてバカンスを楽しんでいた。そんな彼らを冷淡な視線で見つめるAクラスの葛󠄁城康平。彼は坂柳有栖とAクラス生徒の支持を二分...
初っ端から不穏なサバイバル編スタート ようこそ実力至上主義の教室へ 第9話「人間は自由の刑に処されている。」 感想
- 2017/09/07
- 08:57
バカンスと思われた南の島への旅行だが、その実は学校が定めた特別試験だった。生徒たちは1週間、決められたルール下で無人島生活を行うことになる。主なルールは、『各クラスに300ポイントが与えられ、そのポイントで物品を購入できる』、『島内の特定スポットを占有することでポイントを得られる』、『各クラスでリーダーを決め、他クラスのリーダーを当てればポイントが与えられる』など……。この試験の成績次第で、各クラス...
千差万別なクラス方針。最終的な勝者は――? ようこそ実力至上主義の教室へ 第10話「裏切者の中で最も危険なる裏切者は何かといえば、すべての人間が己れ自身の内部にかくしているところのものである。」 感想
- 2017/09/14
- 20:15
特別試験の初日が終了した。やっとDクラスの生徒たちは一つにまとまり、協力して無人島生活を続けられる態勢になる。そんな中、綾小路と堀北は他クラスがどのように試験に臨んでいるか調査し始める。高い団結力を活かし、ポイントを有効に節約しながら、無人島生活を楽しんでいる一之瀬たちBクラス。洞窟をベースキャンプに定め、その内部を決して見せようとしない葛城たちAクラス。だが、最も理解に苦しむ行動をしているのは龍...
暗躍する影 ようこそ実力至上主義の教室へ 第11話「しかし、概して人々が運命と呼ぶものは、大半が自分の愚行にすぎない。」 感想
- 2017/09/21
- 20:27
Dクラスリーダーのキーカードを保有している堀北。彼女の体調が悪化していた。それに気づいて指摘する綾小路だが、リタイアすればマイナス30ポイントのペナルティが課されるため、体調不良を隠して乗り切るという堀北。その頃、Dクラスでは女子の下着が盗まれる事件が発生し、男子と女子が対立。クラスは再びバラバラになっていく。さらに試験6日目、体調を崩していた堀北の隙を見て、何者かがリーダーのキーカードを盗み出し...
勇気一つを友にして ようこそ実力至上主義の教室へ 第12話「天才とは、狂気よりも1階層分だけ上に住んでいる者のことである。」 感想
- 2017/09/28
- 19:11
堀北のキーカードを盗んだ犯人は伊吹澪だった。キーカードを取り返すために彼女と戦った堀北は、体調が悪化し、ついに倒れてしまう。兄に認められるために、またAクラスへ昇格するために、リタイアを拒む堀北。しかし体力的に限界と見た綾小路は、彼女を無理矢理にリタイアさせるのだった。リーダーを知られたことによる失点、リタイア2名分の失点、そしてクラスが団結できなかったために起こったポイントの浪費……Dクラスの試験...