ブログパーツ

ライトノベル(右寄りの小説)最高峰 幼女戦記 第壱話「ラインの悪魔」 感想






(立場を)守りたいから私は飛ぶ!


統一暦1923年6月。
金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、
部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。
航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は
何事もなく無事に終わるはずだった。

しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。
協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入。
戦時体制への移行に伴い、観測任務が割り当てられるも、
協商連合軍による奇襲が発生し、
ターニャは敵の魔導師中隊と単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。
多勢に無勢で味方が到着するまで持ちこたえることなどできるわけもなく、
しかし逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況。
何としても生き延び、上層部に対して最善を尽くしたとアピールするため、
ターニャはとある作戦に打って出るのだが……。

“其れは、幼女の皮をかぶった化物――。”



帝国西方、国境付近のライン戦線。帝国にとって共和国による不意の全面攻勢は、完全に想定外の事態であった。対応に追われた帝国軍は辛うじて防衛線を死守し、協商連合へと北進させていた主軍の転進を発令。戦線の再配置を急ピッチで進めるが、やはり対応の遅れは否めず、初戦における多大な損耗は免れなかった。そこで帝国軍参謀本部は、増援として航空魔導部隊を前線に投入。だが増援は新兵ばかりの寄せ集めに過ぎず、劣勢を余儀なくされていた。塹壕線には砲弾が止むことなく炸裂し、爆煙と轟音のなか、多くの兵士たちが次々と銃弾に倒れてゆく。そんな地獄のようなライン戦線には、戦場に似つかわしくない金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフの姿があった。

脚本:猪原健太 絵コンテ:上村泰/谷口宏美 演出:上村泰 作画監督:細越裕治



煙で咳き込んでるデグさん可愛い(ロリヤ並の感想)
こんな可憐な少女をラインの悪魔とは……
悪魔に対する風評被害もいい所だ。神への敵対者という点では合ってるんだが。
そういやアニメじゃ存在Xが出てきてないな。アニメ組はデグさんがチートTS転生したおっさんだと分かんないか。
ヴィーシャがサラリーマン発言を疑問に思う所も、軍人をリーマンになぞらえる事に戸惑ったように見えなくもないし。

PVの時から思ってたけどキャラデザがなかなか慣れない。唇がニジウラセブンみたいになってる時とか特に。

トーチカが安全な訳がないんだよなぁ。
クルスト伍長とハラルド伍長、その場で頭を切開されなかっただけマシかな。
頼りになるヴァイスとグランツの登場が待たれる。

デグさん、折角ヴィーシャをだしにして危険な任務から降りようとしたのに実直な新人には逆効果だったな。
こういう外からの印象とデグさんの内面の勘違い要素がこの作品の魅力の一つなんだけど、アニメだとどこまでやれるか。
とりあえずデグさんの発言の裏には確固たる自己保身があると踏まえて見なくては。

アニメどこまでやるんだろう。尺的にアレーヌ市の“パルチザン”排除まではいかないよな。

アニメ化を機に他の作品も読み直してみたけど更新停止している作品があるのが残念。
オリジナルの「彷徨えるオトラント公爵伝」は再開に特に問題ないだろうけど、Muv-Luv二次の「Lunatic Lunarian」の続編は絶望的かな。ダンまちの作者が書いてた「然もないと」もエタっちゃったし
「職業は何を?勇者です。」や「人形遣い」みたく原作要素を排除してオリジナルとして出版……はまあ無理だろうな。そこまで話数なかったし、仮にやっても多分見ない。

「ハルケギニア南船北竜」は「シャルパンティエの雑貨屋さん」が書籍化しても続きを書いててくれてありがたい。新作の「両片思いのアイアン・アームズ」も面白いよね。

実況見てるとストライクウィッチーズっぽいという感想をちらほら見るな。
実際はリリカルなのは二次の「Another~Fucking Great!~」に影響を受けた作品だが。








原作:カルロ・ゼン(「幼女戦記」/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:篠月しのぶ
監督:上村泰
キャラクターデザイン・総作画監督:細越裕治
シリーズ構成・脚本:猪原健太
副監督:春藤佳奈
サブキャラクターデザイン:谷口宏美、牧孝雄、髙田晴仁
服飾デザイン:谷口宏美
魔導具デザイン:江畑諒真
プロップデザイン:森山洋
銃器デザイン:秋篠Denforword日和、大津直
キーアニメーター:石橋翔祐、栗田新一、堀内博之
エフェクトディレクター:橋本敬史
軍事考証:大藤玲一郎
美術監督:平栁悟
色彩設計:中村千穂
撮影監督:頓所信二
3DCGIディレクター:高橋将人
編集:神宮司由美
音響監督:岩浪美和
音楽:片山修志
アニメーション制作:NUT
製作:幼女戦記製作委員会


メインキャスト
ターニャ・デグレチャフ:悠木碧
ヴィーシャ:早見沙織
レルゲン:三木眞一郎
ルーデルドルフ:玄田哲章
ゼートゥーア:大塚芳忠

オープニングテーマ「JINGO JUNGLE」
作詞・作曲・歌 - MYTH & ROID
エンディングテーマ「Los! Los! Los!」
作詞 - hotaru / 作曲 - 八木雄一 / 編曲 - eba / 歌 - ターニャ・デグレチャフ(悠木碧)



テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

可愛い幼女だと思った?残念おっさんでした! 幼女戦記 第弐話「プロローグ」 感想




帝国郊外の孤児院。ターニャは貧しい生活から抜け出すため、帝国軍への入隊を志願。魔導師としての適性を発揮し、士官学校へ進学する。その最後の研修として、北方のノルデン戦区上空にて、友軍による砲弾射撃の観測任務に就いていた。それは危険などない簡単な任務のはずだった。だが協商連合軍の越境侵犯を契機に帝国と協商連合が戦争状態に突入し、状況は一変。ターニャは敵魔導中隊の奇襲を受け、単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。多勢に無勢で増援の到着まで持ちこたえられるわけもないが、逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況のなか、ターニャは何としても生き延び、上層部に最善を尽くしたとアピールするため、とある作戦に打って出る。


脚本:猪原健太 絵コンテ:上村泰 / 谷口宏美 演出:赤松康裕 作画監督:髙田晴仁



まさか前世は鳥海浩輔さんだったとは。
部長のレールに乗れる筈が物理的にレールに乗ってしまったな。

原作や漫画とは違う存在Xとの邂逅は海外展開も視野に入れてるんだろうか。
十戒がどうこう言う辺りは四文字っぽいが輪廻転生とか解脱とか言い出すのは仏教系っぽいし、これはもう存在Xと呼称しても問題ない気がする。

PVや1話では隠されていたTS設定をアニメ組はどう受け止めるのか。最近アニメ化した他のWEB小説
異世界トリップ(この素晴らしい世界に祝福を、Re:ゼロから始める異世界生活)
ネトゲのキャラに憑依(ログ・ホライズン、オーバーロード)
なんかと比べるとTS転生はいささかハードルが高いかも。スコッパーからすれば「ああ、あるある」だけども。
そしてスコッパーとしてはいつHACHIMANの介入を受けるのか戦々恐々。あれ存在Xよりタチが悪い這い寄る混沌だからな。

オーバーロード
劇場版総集編制作決定!
告知義務を果たしてやがるぜ。

士官学校入学はデグさんの苦難の始まりであり、同時にレルゲン中佐の胃痛の始まりである。
でも違うんだ。デグさんはただ無能な後輩に本当に脳があるか確かめようとしただけなんだ。

現実でもバカみたいな理由で開戦した例は多々あるけどレガドニア協商連合の政治家のお花畑っぷりは本当に酷い。ここのせいで帝国は破滅に向かい突き進む運命だし世界大戦のピタゴラスイッチが動き出してしまう。
でもまあ、無慈悲な北朝鮮の無慈悲なミサイル発射や尖閣諸島問題における中国と大差ない。
そしてこんなのでもダキア大公国に比べれば真面目に戦争をやってるんだよな。

アンソン・スー中佐は堀内賢雄。
なかなかの渋メン。デグさんよりは年上だという娘さんはさぞ可愛いんだろうなー。皆から無条件で愛されるくらい。

普通なら砲兵部隊は重層な防衛が付いてると思うよね。単独飛行してる観測手の魔導師の方が簡単だと思うよね。でも実は砲兵を狙う方が楽だったんだ……
もしここでデグさんが戦死していたら多くの人の胃は救われていただろう。

Y.AOIネキの声で「勝てる戦争で!!勝てる軍隊で!!安全な空から敵を叩いて昇進するだけの簡単なお仕事!!」が聞きたかったな。

MADなシューゲル技師は飛田展男。
本当に声優が豪華だのう。

「はじめまして。私は白銀、ターニャ・デグレチャフです」
これには同志ロリヤもにっこり。


Twitterの感想を見てると本作を海外小説だと思ってる人をちらほら見るし書店で海外文学の棚にあったという目撃情報もあって苦笑。
確かに同志カルロ・ゼンの名前だけ見るとそういう勘違いも仕方ないのか?
「この世界がゲームだと俺だけが知っている」や「淡海乃海 水面が揺れる時」がアニメ化したら同じように勘違いされるんだろうか。
ニンジャスレイヤーをアメリカの作品だと思ってるモータルを見るような微笑ましい気持ち。そういや新作で明智小五郎をやるらしいね。





テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

神の奇跡は偉大なり。主を讃えよ。その誉れ高き名を 幼女戦記 第参話「神がそれを望まれる」 感想




Deus lo vult


協商連合軍との初戦闘から数週間後。戦功を称えられたターニャは、極めて優秀な魔導士官として認められ、幼いながらも帝都の戦技教導隊に配属される。切望していた安全な後方勤務を手にいれたと、内心で喜びを爆発させるターニャであったが、配属先で待っていた任務は、危険な新型演算宝珠のテスト要員であった。検証を任された試作品の性能は極めて不安定で、テストは失敗ばかり。そのうえ主任技師であるシューゲルは、開発のためなら人的犠牲も厭わないマッドサイエンティストであり、テストの中止を訴えるターニャの進言にも全く耳を貸さず、安全性など度外視した実験を強行。ターニャは遂に命の危険を感じ、技術局の本部に転属願を提出する。



脚本:猪原健太 絵コンテ:春藤佳奈 演出:春藤佳奈 作画監督:谷口宏美



(まさに理想的な配属先。だが、大袈裟に喜ぶ訳にもいくまい)
(数日後にはコーヒー片手に出世コースかぁ)
(帝都で待つのは温かな食事と快適な生活。軍大学で出世のレールに乗れば将来は確約される)
アニメ組もこの作品の楽しみ方に気付いた頃だと思う。
原作だと敢闘精神を疑われないようにしつつ後方勤務になるという離れ業に挑んで見事に失敗という感じだったけど、アニメ版だと存在Xの介入という面が強いな。まさかサラマンダーにも一枚噛んでいたとは……


後方で試作機のテストは本来ならそう悪くない選択肢(ハンナ・ライチュの自伝とか読むとテストパイロットもかなり危険なんだけど)
だがガンダムのヅダ以上に不安定な欠陥機では命が幾つあっても足るまい。

フルメタの相良宗介も試作機で喜ぶのはヒーロー気取りの新兵だけだと愚痴ってたな。
ラムダドライバを除けばM9並の性能はしてたアーバレストと比べて九五式はフルメタの兵器でたとえると……なんだろう?薬物を使わずにベヘモスを動かせとか?


科学ノ進歩、発展ニ犠牲ハツキモノデース。
MAD役に飛田展男さんはぴったり。フフフ、(存在)エックスだ。
安全機構は機能美がないから外すキチガイだけど自爆装置は浪漫と言い出さないだけマシかな。

デロデロデロデロデロデロデロデロ デンデン
現代の聖遺物エレニウム九五式。
主人公にしか使えないチート武器とか流石神様転生だぜ!(白目)
クトゥルフ神話に出てきてもおかしくない呪いのアイテム。使用中は常時SANチェック。
今回の存在Xはホラーチックだったな。

3話のラストでも引っかかったんだが、原作だとデグさんの魔力量は並だけど他の演算宝珠の扱いに慣れてないから選ばれたけどアニメだと常人以上って設定っぽいね。


レルゲン中佐は周囲の皆が月島さん月島さん言ってる時の一護並の四面楚歌感を味わっているに違いない。
デグさんは中佐に好感を持ってるし、なんとしてもデグさんを後方に送ろうとしてるのは願ったり叶ったりなのに中々噛み合わない。


3話目にして遂にEDお披露目。
「諸君、我々の任務は何だ?殲滅だ!一機残らずの殲滅だ!なすべきことはただ一つ、地獄を作れ!」
HELLSINGの少佐みたいな事を。
中佐殿!中佐!戦闘団長!戦闘団長殿!大隊指揮官殿!
声的にはMADだけど。ってか確かWEB版だとまんまアンデルセン神父のパロがあったような。


一部で本作が汚いイゼッタと呼ばれてて、クロスアンジュに対する汚いDOGDAYSみたいな評価を見て終末のイゼッタに興味を持った。AbemaTVで再放送しないかな。





テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

火竜の産声 幼女戦記 第肆話「キャンパス・ライフ」 感想




統一暦1924年。北方では協商連合軍と、西方では共和国軍との戦闘が継続するなか、晴れて軍大学生となったターニャは、後方の安全な帝都で大学生活を満喫していた。軍大学といえども、待遇は一般の大学と同じ。さらには国費で給与まで貰える、実に恵まれた環境だった。ターニャは持ち前の知識と効率主義で、学内の座学や実地訓練を要領良くこなし、教官や同輩から高い評価を受けていた。一方、参謀本部では、共和国軍の侵攻によって西方方面軍が崩壊寸前になった事実を重く受け止め、即応力の増強を急いでいた。大規模な軍管区再編は困難であるとの見通しが強いなか、戦務次長のゼートゥーアが新たな即応部隊の創設を提案する。



脚本:猪原健太 絵コンテ:赤松康裕 / 春藤佳奈 / 谷口宏美 / 上村泰 
演出:丸山裕介 作画監督:南井尚子 / 山口菜


アバンのモブ女性の「クリスマスには戻ってこれそう」発言で軍事や歴史に詳しい人は「あっ(察し)」となるよね。
直前のシーンで軍用切符や配給という単語が出てて戦時下を窺わせるが、これからはもっと厳しくなるんだよなー。

世界大戦。総力戦。第二次大戦後生まれの自分らにとっては「まあ、そういう事もあるよね」という感想だけど、本作の人々にとっては未知の概念。
連邦の参戦は存在Xの介入があるから仕方ないにしても、共和国の参戦を予想出来なかった帝国の上層部は政治オンチ。前に協商連合の政治家をお花畑と書いたけど、帝国も人の事は言えない。
(いるかどうか知らんけど)ビスマルクが草葉の陰で泣いていよう。ハンニバルはいるっぽいが。
せめてオトラント公でもいれば……
悪魔によって異世界転移したのに我が世の春をエンジョイしてるフーシェさん。デグさんとどこで差が付いたのか。慢心、環境の違い。
まあ、マブラヴの世界でBETAと戦いつつ人類にカッサンドラやってるよりはマシ。


ヴィクトールはいつも怒られてんな。
ラーケン衛兵司令とのやり取りがカットされたのが残念。


寝起きシーンや本を取ろうとして必死に背伸びするシーンや椅子に座っても足が床についてないシーンとかクッソ可愛い。
あぁ^~ロリヤになるぅ^~

「自分でも驚く程の弁舌っ」
「大尉殿は小官の資質を疑われるのですか?」
「どうして……どうしてこうなった!」
碧ちゃんのロリボイスは滾る。小説や漫画では出来ないアニメならではの醍醐味。
FGOでウィスパーマーケティングをやった女は一味違う。


悩めるウーガ大尉を導くデグさんマジ天使。
これで大尉は後方勤務になって戦争を生き延びるんだからデグさんの空回りっぷりは天才的。


二階級特進だよ!やったね、デグさん!

「常に彼を導き、常に彼を見捨てず、常に道なき道を往き、常に屈さず、常に戦場にある。全ては、勝利のために。求む魔導師、至難の戦場、わずかな報酬、剣林弾雨の暗い日々、耐えざる危険、生還の保証なし。生還の暁には名誉と賞賛を得る」
一流大学を出たのに社会保険にも加入してないようなブラックバイトの求人に応募する変人が大勢いてデグさんも困るよね。
アーネスト・シャクルトンの広告をパロったのが失敗だったな。
次回やるであろう面接が楽しみ。



東條チカ、トランザムは使うなよ!
漫画版の3巻も読んでみた。
モノクルのゼートゥーア閣下は激渋。ウーガ大尉のデザインもこっちの方が良いな。アニメじゃ削られた野外学習もあるし。

そういえば漫画の影響か、ターレルなるカップリングが一部で流行の兆しを見せてるらしいね。鳥海浩輔×三木眞一郎にはY.AOIネキも満足するだろう。
獣染みた欲を貪るレルゲン中佐さいてー。




テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

突き進む栄光と破滅の道 幼女戦記 第伍話「はじまりの大隊」 感想




大戦の最中、僅か数十名の部隊で大公国を壊滅寸前にまで追いつめた集団があった。その名は、サラマンダー。辛うじて戦争に勝利した合衆国は、彼等の力を恐れ、懐柔に乗り出した。 今、本当の白銀を知る者は少ない。


ターニャは軍大学を優秀な成績で卒業し、ゼートゥーアが立案した即応の航空魔導大隊を任されることになった。即応部隊の大隊長ともなれば、最前線での激戦は免れない。後方の安全な勤務を望むターニャは、どうにか部隊編成を遅らせようと、様々な策を弄して志願兵を不合格にする。だが本人の意に反して、ターニャの下には次々と兵士たちが集まってくる。おまけに参謀本部からは、大隊の編成を急げとの指示。もはや逃げ道のなくなったターニャは、内心で多くの脱落者が出ることを願いながら、志願兵を再教育するとの名目で、極寒のアルペン山脈における過酷な実地訓練を開始する。その頃、帝国南方に位置するダキア大公国に、大規模動員の兆しがあった。



脚本:猪原健太 絵コンテ:サトウシンジ 演出:高村雄太 作画監督:牧孝雄


架空将校のグレゴリオ・フォン・ターナー大佐。
目が死んでるってか目線がおかしい。確かに違和感ある。

前回の感想をネットで見て回ってたら一部でゼートゥーア閣下が黒い人物だと思われてて悲しい。
違うんだ。閣下は孫にプレゼントを贈る祖父のように善意オンリーなんだ。
ただKOS-MOSが欲しい子に邪神モッコスを贈っちまったくらいの悲しいすれ違いなのだ。ウィトゲンシュタインの気持ちになるですよ。

憲兵を借りてくるのは原作ではデグさんの指示だったけどアニメではヴィーシャが有能になってるな。
スコップを手に取って穴を掘る判断の迅速さは流石ライン帰りと思わせるが、デグさんはそれ以上に苛烈だった。
各国の訓練のごった煮の結果、どこに出しても恥ずかしくない戦争狂の群が完成。やってる事は大体フルメタのラグビー部と同じである。

始まりの大隊ってどっかの伍長が言及してた最後の大隊(ラストバタリオン)を意識したのかな。

とうとう三国目と戦争開始。
攻められたから反撃してるだけなのにブリカスや米帝、コミ―に危険視される帝国可哀想。

48名の増強大隊で3個師団5万の相手。包囲殲滅陣で勝利の絵を描かなきゃ。

ダキアは史実のルーマニア。この頃のルーマニア軍は本当に脆弱だからなぁ。マジボーイスカウトレベル。
あっ、これCivilizationで見た光景だ!
鎧袖一触という言葉がぴったりだが、この大勝利によって帝国は更なる泥沼に……

古いドクトリンに従って敵前逃亡未遂のヴァイスに見られるように帝国もパラダイムシフトに対応出来てない。
だからこそ現実でも駐在武官やら観戦武官を派遣して戦訓を積むんだけど、この時期は航空機や魔導師という新たな兵科が生まれて戦争の形態が大きく変わってるんだよな。ノルデンやラインの状況を詳しく知っている筈のレルゲン中佐ですら航空兵力の優位性による戦力差を認識出来てなかったし。

未来知識のあるデグさんはノリノリだけども。漫画じゃ未来日記の我妻由乃みたいな恍惚顔になってたし。
「空に我に仇なす敵航空戦力不在?」

そういやストライクウィッチーズにもダキアがあったな。
第505のコンスタンティア・カンタクジノ予備大尉さえいればこんな体たらくは晒さなかったろうに……アレクサンドラ・シェルバネスク中尉もモデルはルーマニアの人だよね。

デグさん、まずは一度目の首都襲撃。
戦時国際法を遵守するデグさんは理知的な軍人の鑑。
市街戦になっても市民は巻き込まずパルチザンだけ排除するもんね。
まあ、保身を考えずとも終戦時に超時空太閤や超時空総理的な存在となったあの人が全ての罪を背負っていく訳だけど……

「せんせい。ぼくたち、わたしたちは、こくさいほうにのっとり、せいせいどうどう、せんそうすることを、ちかいます」
「けいこくします」がアニメで聞けて満足。
国際法を守らず奇襲する気満々だった部下達に呆れてたデグさんだけど、当人も子供の演技で油断させる辺り大概。マンチ気質というか。

火竜が大空に羽ばたき、その息吹でダキアは灰燼に帰した。
敵国魔導師や歩兵はご愁傷様という他ない。二〇三航空魔導大隊はJV44や343航空隊、ガンダムで言うならキマイラ隊みたいなもんだから。

第二中隊中隊長マテウス・ヨハン・ヴァイス(CV濱野大輝)
第三中隊中隊長ヴィリバルト・ケーニッヒ(CV笠間淳)
第四中隊中隊長ライナー・ノイマン(CV林大地)
グランツ君もいたらしいんだよな。小林裕介らしいけどもしかして叫んで雪崩を起こした奴?
ツイーテ・ナイカ・タイヤネン准尉もいたのかな。






テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

絡みつく見えざる手 幼女戦記 第陸話「狂気の幕開け」 感想




帝国軍は圧倒的な軍事力と航空勢力によって、前時代的なダキア大公国軍に圧勝。ターニャ率いる第二〇三航空魔導大隊も、初戦闘で見事な戦功を挙げた。だが協商連合軍および共和国軍との戦闘は依然として継続中であり、帝国が二つの戦線を抱え込んでいることに変わりはなかった。そうした状況のなか、参謀本部作戦局のルーデルドルフは、国力の脆弱な協商連合から率先して叩くことを提案。戦務担当のゼートゥーアが兵站状況の不安から攻勢計画に難色を示すものの、ルーデルドルフはターニャの魔導大隊を北方に送り込む。一方、帝国を敵対視する周辺の列強諸国は、協商連合に対する義勇兵や武器の援助を開始。世界大戦の幕開けであった。



脚本:猪原健太 絵コンテ:熊澤祐嗣 演出:赤松康裕 
作画監督:梁博雅 / 斎藤美香 / 牧孝雄 / 谷口宏美 / 髙田晴仁 / 南井尚子 / 三島詠子 / 緒方歩惟




「こんにちは。そして、さようなら」
航空機の高度まで上がってこれてマルチロックオン可とか敵対者にとっては悪魔すぎる。
飛び抜けた個人がいてもどうにもならないのが戦争な訳だけど。

義勇軍という名目の正規軍派遣。コンドル軍団のようなものである。
ドレイク中佐、原作より早めに登場。ハーバーグラム少将と並ぶ連合王国の胃痛枠。
でも彼のお陰で原作では全滅していた人員は生存。

しかし、ドレイク中佐って原作の挿絵ではもっと若くてイケメンだったが……ウーガ大尉といいアニメは全体的におっさん推しのキャラデザだな。ビアント中佐なんかは比較的若かったけど。

南東の方面軍がダキアを瞬殺したせいで北方の方面軍は焦って協商相手に決着をつけたがってるんだよな。勝利がもたらした弊害である。しかも途中で西方に転戦した中央軍と確執があるというね。
いくら精強な帝国軍でも冬将軍が相手では……

カットされるんじゃないかって不安だった空軍でもエースになりたい、から一連のやり取りが聞けて良かった。
アニメでは存在Xが精力的に働いてんな。
ダキアもヨセフおじさんみたいに誘導したんだろうか。

家族の写真を見るなんて特大の死亡フラグですよ、アンソン大佐!
糞袋は可愛いなー。

分煙大事。
そういやヒトラーも嫌煙家だっけ。

次回は総集編。
地獄のライン戦線より先に制作現場が崩壊してしまったか……
ダキアよりは持ち応えたというべきか。
どうせならアンドリュー記者とか出ないかな。




テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

これまでのおさらい 幼女戦記 第陸.伍話「戦況報告」 感想





ルールはシステムの円滑化に必要不可欠。そのルールさえ守っていれば、何もかもが順調に進み、約束されたレールに乗って、何の憂いもなく出世コースを歩んでいけるはずだった。しかし、気がつけば、向かう先は常に戦場の最前線。事態はまるで仕組まれたかのように最悪へと流れていく。もはや目の前には安全な後方勤務など望むべくもない絶望的な状況が広がっている。どうしてこうなってしまったのか。ターニャは全ての原因となった出来事を振り返る。そう、全てはあのとき始まった。



万策尽きてしまったか……
総集編にしてもアンドリュー記者や十一番目の女神を絡める方向でもやれただろうし、それをやらずにガチ総集編をやったって事は製作現場は修羅場なんだろうな。


ノルデンやラインでの戦闘時に地図を出してくれれば分かりやすいのに。
帝国のクソ立地っぷりと外務省の税金泥棒っぷりがよく分かる。

コーエーと協力してた真田丸は賛否両論あったが個人的には良いと思った。
あれの長宗我部盛親はデグさんと同じタイプと言えるかもしれない。あっちの中身は妖精だけど。


デグさんがこれで後方勤務になれると言う時ってルルーシュの「条件は全てクリアされた」に通じるものを感じる。
スザクがこちらに対して敵意MAXで襲い掛かってくると考えると泣きたくなるな。扇やカレンが裏切らないとしてもハードモードすぎる。



「pixivバレンタイン企画」一度は恋愛してみたいキャラ決定戦 中間結果発表のお知らせ
デグさん2位おめでとう。
グランブルーファンタジーのカリおっさんといいTSおっさんの時代が来てるのか……?

同じ悠木碧の沖田さんも4位か。
正月のガチャにいなかったから「こりゃ本能寺復刻あるな!」と喜んだが、よく考えるとあのタイミングでゲット出来ないとチョコ貰えないんだよなー……酒呑からは貰えたけどさ。

デグさんからチョコ貰ったら「ああ、これから死地に送り出されるんだな……これは餞別なんだ」となるよね。
涙を堪えつつ家族に別れの手紙を記す。

デグさんが男と付き合うのは想像出来ないわ。
ハーメルンでちらほらSSが増えてるけど女オリ主ばっかだし、読者の共通認識じゃないかな。

もし男オリ主を出すとしたら名前はニカでいいよね。ターニャの元ネタは「DARKER THAN BLACK 流星の双子」だし。ファミリーネームの方はデグチャレフと同じソ連の対戦車ライフル「シモノフ」とか?

追記
そういや理想郷にデグさんが結婚する二次があったわ。
出来は……

メアリーの声優が花澤香菜だったら笑う。
ざーさん、今夜文集砲を食らうっぽいけど。
バスケ、蛇、黒猫。個人的にはそこに鴉やドラゴン、焼き鳥にゲーム機を加えてほしかった。





テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

血塗れのクリスマスプレゼント 幼女戦記 第質話「フィヨルドの攻防」 感想




ターニャ率いる第二〇三航空魔導大隊は北方方面軍に配属され、敵に強襲されていた物資集積所の防衛に成功。部隊は初の本格的な戦闘に戸惑いながらも、魔導師ならではの機動力で複数の爆撃機を撃墜した。さらには共和国の義勇兵や連合王国の監視拠点を壊滅させ、世界を相手にした戦いにおいて、帝国の国威を示した。そうして北方の司令部にもターニャの実力が知られるなか、現地に到着したルーデルドルフとレルゲンにより、新たな作戦が命じられた。それは協商連合との戦いにおいて決定的な一撃となるような、大胆な作戦であった。対して、帝国の動きを警戒する協商連合軍は、沿岸部のフィヨルドに魔導大隊を派遣。そこにはターニャと因縁深い、アンソンの姿があった。



脚本:猪原健太 絵コンテ・演出:春藤佳奈 
作画監督:牧孝雄 / 谷口宏美 / 髙田晴仁



糞袋の声は戸松遥か。
デグさんはウーガ大尉に披露した詐術をアンソン大佐に使うべきだった。どうあっても無理な話だけど。

原作だとアンソン大佐の戦死はもうちょい後だけどアニメだとここでか。悲しいけどこれ戦争なのよね。
あの呆気なさすぎる死は戦争の無常観があったけどアニメでは1話中に死ぬ事で糞袋との因縁強化って感じだな。

呪いのアイテムをゲットしてしまいましたな、デグさん。
ゲームで時々ある、先に倒すと残った敵が超強化されるパターンだったとは想像もつくまい。
糞袋も平和な時代ならなんちゃらサーの姫程度に収まっていたかもしれないが……

魔法少女……メアリー・スー……主人公に恨み……
激突のヘクセンナハトもアニメ化しないかな。TS幼女の次は佐山系女子とかどうよ。

余談
この手の最強チートオリ主をメアリー・スー発祥の地であるアメリカでは最近アリス(バイオハザードの)と呼ぶらしいとtwitterで見たけど本当かな。twitterは創作実話や嘘松も多いからなぁ。



上層部や中央軍に振り回されてる北方方面軍に同情すべき点はないでもないが、それでも3週間で片をつけようとするのは無謀(30分での砲台無力化も大概だけど)

先達に対する形式的儀礼上沈黙すべきと愚考。
意訳・本音で喋るとすげー無礼な事を言っちゃうくらい憤ってるよ。

背伸びして声が震えるデグさん可愛すぎね?
悠木碧の演技も上手い。アニメだからこそやれる演出だわ。

今回の作戦は要するに朝鮮戦争時のマッカーサーによる仁川上陸作戦。
ミリオタのデグさんはこれを知ってるから極秘の作戦に気付く事が出来た。
戦局がもっと帝国優位だったら作戦立案の能力を買われて後方に異動出来たかもしれないが……

若者に死んでくれとしか言えない協商連合はライヒの未来の姿でもある。

おっさん連中のカナリアの鳴き声……一部には需要があるかも。

魔導師による浸透。
この時の空挺の経験が後の水道管奪取のHALO降下に生きるんだな、きっと。

航空戦力に無力な砲台もパラダイムシフトに対応出来てない例。
ここの場合戦線が逼迫して十分な守備隊を捻出出来なかったのも大きいだろうけど。

敵増援相手に少数で向かうデグさんは上官の鑑。
(本心では逃げ道確保の為だけど)

プレミアムフライデーだから定時帰宅出来るなんて北方戦線はホワイトだなー(棒)
和気藹藹としたアットホームな職場だし頑張りに応じて昇格も早い。


次回
「火の試練」
あれ?次回もう火炎旋風まで行っちゃう?



テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

戦禍の極地 幼女戦記 第捌話「火の試練」 感想



統一暦1925年。帝国軍は協商連合全域を事実上の占領下においた。ターニャと第二〇三航空魔導大隊はライン戦線へ転属。共和国軍との血で血を洗う激戦が続くなか、元共和国領のアレーヌ市でパルチザンが蜂起したとの一報が入る。アレーヌ市は帝国軍の後方連絡線上にあり、このままでは前線への補給路が遮断されてしまう恐れがあった。参謀本部は司令部を通じ、「アレーヌ市の叛徒および合流してきた敵魔導部隊を排除せよ」との特命を、ターニャの大隊に発令。司令部によると、市内に残った敵はあくまでも「共和国軍」だというが、市街地の掃討戦で民兵と非戦闘員の区別が出来るはずもない。グランツを始めとする大隊各員は、非情な任務に動揺を隠せなかった。



脚本:猪原健太 絵コンテ:小林寛 演出:migmi 
作画監督:三島詠子 / 緒方歩惟 / 梁博雅 / 南井尚子





平凡な人間でさえも、理由さえ与えられれば幾らでも邪悪を為しうる。
アレーヌ置いて、悪は、かくまでも陳腐に犯された


「よく女子供が殺せるな」
「簡単さ、動きがのろいからな」
抗命した奴をトーチカ送りにしたり頭を切開しようとするデグさんに対して虐殺命令を出したらこうなるよね。保身>>>>>市民の命
労基は何処にありや?全世界は知らんと欲す。
アニメ視聴者からするとゼートゥーア閣下はすげー悪人だろうな。

アレーヌ市の虐殺は人道や道徳的には納得出来なくても理屈は単純明快。
戦時国際法では市街地戦で非戦闘員を巻き込んではいけない。なら戦闘員しかいないと言質を取ればいい、と。
発案者は軍大学時代のデグさんである。当時はこんな事になるとは露知らず思考実験のつもりでマンチっぷりを発揮したんだろう。

法律は柔軟に運用出来るよう曖昧な部分を残して解釈出来る余地を残してあるものだけど、それを逆手に取られた形だね。
そもそも法がその存在をまったく想定していなかったせいで起きた潜水艦の撃沈はカット。
帝国の歴史に残る汚名でありながら後世の法学者がいかなる戦時国際法にも抵触していないと全会一致してるんだから大したもの。

もっとも、終戦時にパルチザンを軍事裁判で銃殺刑にしたのを捕虜の虐殺に置き換えられたケースがあるので歴史は勝者が作るんだなって。
東京大空襲を指揮したカーチス・ルメイ将軍も言ってたね。もしアメリカが負けてたら戦争犯罪人として裁かれてただろうけど勝ったらそうはならなかった、と。

哀れなパルチザンが雑多な小火器で健気にも立ち上がってきたのを火災旋風が都市区画ごと焼き尽くした時など絶頂すら覚える。
デグさんに再考を願い出るするグランツ君はHELLSINGでリオデジャネイロのホテルで警官隊を殺した後のアーカードの旦那とセラスみたいだ。
後の展開を知ってる自分はアニメ冒頭のいきがってるグランツ君が不憫で不憫で……
戦争を甘く見ていたグランツ君だけども、ここまで強烈に現実を突きつけられるとあまりに痛々しい。

再三これは上からの命令だと念押しするデグさんは優しい。
民兵と非戦闘員の区別など不可能とグランツ君が言ってたけど、STARGAZERのスウェンとホアキン中佐のやり取りでも同じような台詞があったな。あっちは虐殺を肯定するニュアンスだったけど。
そういえばクルーゼもアスランに対して逃がした敵は銃を取ってまた来る、的な事を言ってたっけ。

それにしてもかなり思い切ってカットしたな。
「次はちゃんとやりますから見捨てないでください!」とレルゲン中佐にすがりつくデグさんが見たかった(そんなシーンはない)
「魔導師を狙う砲撃は後方に逸れるから先頭の方がむしろ安全」という理屈で先陣を切るデグさんも見たかったんだけどな。
グランツ君が既に二〇三にいるので予感はしてたけど、夜戦と野戦もなしか。


Cパート
アンソン大佐、生きとったんかワレ!
図らずもデグさんは自分の言葉を実証してしまったね。敵はちゃんと始末しないと……
アニオリには良い思い出がないけど大丈夫かな……


テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

前方への脱出 幼女戦記 第玖話「前進準備」 感想




帝国軍はアレーヌ市を制圧した。だが戦いの影響で補給路が傷つき、ライン戦線における正面攻勢は不可能という状況であった。参謀本部が合同協議会を開いて対策を急ぐなか、ゼートゥーアは従来の戦争ドクトリンでは勝利の実現性が乏しすぎると指摘し、敵の戦争継続能力を粉砕することこそが戦争終結への唯一の道だと主張。すでに作戦局のルーデルドルフと協力し、敵主力軍の撃滅計画に着手していることを告げる。一方、参謀本部に呼び出されていたターニャは、移動中の列車内で軍大同期のウーガ少佐と再会し、作戦局が共和国との戦いに決着をつけるための作戦を計画していると耳にする。その作戦とは、敵の主力を引き込んでの大規模な包囲殲滅戦であった。



脚本:猪原健太 絵コンテ:丸山裕介 / 谷口宏美 / 上村泰 演出:丸山裕介 
作画監督:三井麻未 / 山中正博 / 山村俊了 / KIM SU-HO / LEE JU-HYON



アレーヌ市の鎮圧に失敗した帝国軍は破れかぶれの大規模攻勢に出る……
という噂を流した上で後退と誘因計画。
ハンニバル「ワシのカンナェのパクリじゃあーッ」
アウステルリッツの三帝会戦の響きの格好良さは異常。

帝国、戦争という枠組みの中だと引くという選択肢が取れるけど戦争そのものから手を引くという事は出来なかったんだよな……

欺瞞的な戦線後退―霧と太陽作戦
二〇三の役目は強行偵察を装って大規模攻勢の予兆だと誤認させる事。
中止許可が出たのに任務を続行するデグさんは軍人と愛国者の鑑。
後退が露呈すると更に大規模な共和国軍相手に殿を務めないといけないから仕方なくやってるだけなんだけども。

続く第二作戦
Schrecken und Ehrfurcht(衝撃と畏怖作戦)

人間ミサイルで司令部強襲という狂気の作戦。
評価されて褒賞を貰っているから任務は放棄出来ないと考えるデグさんは面倒な性格してる。
この期に及んでもやりたい事が存在Xに市場原理を叩き込む、な辺り人間の本質は死んだくらいじゃ変わらない。
アバンで手が真っ白かどうか気にしたのも別に民間人を殺したのを気に病んでるとかじゃなくて、戦争犯罪の対象になるかどうかを気にしてるだけだよね、きっと。

シューゲル「バーン!」
シューゲル技師に飛田さんを起用したスタッフはGJ
天才と天災。海外だとどう翻訳するんだろう。

強行偵察用特殊追加加速装置V-1
フロム脳の方に分かりやすく言うならACのVOB。
生きて帰れる可能性があるだけ桜花や回天よりはマシかな?程度の地獄への片道切符。

制御困難という技術的問題を、制御しないという開き直りによって克服したトンデモ兵器。
「何がやりたかったのかは分かるが本当にやるとは思わなかった」は日本の兵器だっけ?

追記
微妙に違った。
>フランスの兵器「何がしたかったのかはわかるが、やりかったことというのはその程度なのか?」
>イタリアの兵器「どうしてそうなるのかはわかるが、そうするしかないものなのだろうか?」
>イギリスの兵器「何がしたかったのかはわかるが、どうしてこうなったのかはわからない」
>ソ連の兵器「どうしてこうなったのかはわかるが、何がしたかったのかはわからない」
>ドイツの兵器「こうするしかなかったのはわかるが、そこまでしてやる理由がわからない」
>日本の兵器「こうするしかなかったのはわかるが、まさか本当にやるとは思わなかった」
>アメリカの兵器「必要なのはわかるが、そこまで沢山作る理由がわからない」

ドイツと日本の合いの子かな、V1。
後世では珍兵器としてミリオタに愛されそう。
どう考えても欠陥兵器だけど兵士の技量で一定の戦果を挙げた、という点を抜き出すとルーデル閣下のスツーカ大砲鳥みたいな扱いされるのかな。詳しい人ならもっと的確な例を出せると思うけど。


アニメだとヴィーシャがすげー有能になってるな。
ギャグっぽい演出だったけど作戦の前にしっかり眠れるというのは兵士にとって得難い資質だし。


Cパートでツイーテ・ナイカ・タイヤネン准尉登場。
各国の精鋭魔導師が撃墜しようと躍起になりながらも果たせなかった偉業を為した存在の名はじゃがいも。確かエリザベス女王もソラニン中毒になった事があるんだっけ。
テセウスの船化の兆しが見える二〇三にとって彼の脱落は痛かっただろうな。

声優の加藤諒太についてはググっても出なかった。



そういえば、遂にハーメルンにターレルSSが投稿された。
ターニャとレルゲンがらぶらぶちゅっちゅする話

まさかの同居生活ですよ。ロリコン中佐のレルゲン野郎!
まあ、そこに至るまでがかなりシリアスっぽいが。


テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

開けゴマ 幼女戦記 第拾話「勝利への道」 感想




その日、帝国の最高統帥会議にて、ゼートゥーアとルーデルドルフは高級官僚たちから叱責されていた。帝国軍はライン戦線右翼を大幅に後退し、すでに西方工業地帯までもが重砲の射程圏内に捉えられつつある状況であった。官僚たちは、このままでは軍部に不本意な政治的措置を講じる必要もあると戒めるが、そうした官僚勢の訓告に対しても、ゼートゥーアとルーデルドルフは全く動じることなく、静かに時を待っていた。同じ頃、ターニャを始めとする第二〇三航空魔導大隊の精鋭数名は、シューゲル技師の開発したV-1ロケットにて敵の防衛線を飛び越え、共和国のライン方面軍司令部に潜入。「衝撃と畏怖作戦」と名付けられた極秘計画が、着々と進行中であった。



脚本:猪原健太 絵コンテ:上村泰 / 谷口宏美 演出:小野田雄亮 
作画監督:後藤圭佑 / 重原克也 / 林あすか




世界に冠たる我らが祖国。さようならホラティウス。
解錠作戦により回転ドアが機能。
メシヌ高原での地下からドカンは史実の第一次大戦のパッシェンデールの戦いでドイツがやられたやつだね。
後はダンケルクさえされなければ(フラグ)

目標にドアノッカーを命中させたアニメ版二〇三は有能すぎる。
今回の戦果を思えばそりゃ奢りたくなる連中がわらわら出てくる。


追い詰められた帝国と共和国の和睦を仲介してやるかーと呑気だった連合王国もこれにはびっくり。マールバラ海相の懸念が現実になってしまった。

でも機密部署を焼き払うシーンはなかったな。
またしてもハーバーグラム閣下とジョンおじさんの胃は守られた。
良かった。犠牲になったカギ―ル・ケーン大尉はいなかったんだ。

観測所に関しても、人員の避難は完了してたし「ちょっと高い授業料を払う事になったなー」程度で現場の大失態だと反省はしても情報が漏れているとは想像してないんじゃないかな。ドレイク中佐は逆探知されたと判断した訳だし。つーか実際漏れてないし。


ってか今更だけど戦後デグさんの記録を抹消するの無理なんじゃねえかな。
後ろ暗い事をやったジョンブルやステイツが口をつぐむのは分かるけど帝国側はそうでもない。将官や佐官の間じゃ知らない者はいない存在だろうしライン戦線に参加した兵士はもれなくYRS(ヨウジョリアリティ・ショック)になってるし。


パンツァーフォー!
アニメ組の感想を見ると戦車の登場に驚いてる人がちらほら。まあ、原作でも戦車は出番少ないし。
案外あの戦車のどれかにロメール将軍が乗ってたりして。
そういやハーメルンに戦車乗りのオリ主の話があったな。名前の元ネタがシュヴァルツェス マーケンで。
マブラヴ……ルナリアンの続きが読みたい。


「その件につきましては宮廷でも、同様の懸念されていると聞き及んでおります。宸襟を悩ますこと、小官も軍を代表してお詫びいたしますが、まことに遺憾ながら、詳細は軍機につきご容赦くださいませ」
「美味いな」
「実に結構!」
「先程!我が軍の精鋭部隊が、敵のライン方面軍司令部を破壊、指揮系統の撃滅に成功致しました」
「どうぞ、更なる続報をお待ちください」
芳忠の演技がキレッキレだぜ。


経済の悪化を心配する財務省だが、ちなみにこれ書籍版3巻の話で現在まで7巻まで刊行されてる。戦域は更に拡大中☆

ゼートゥーア閣下は軍略ではハンニバルになれても財政や政治方面では及ばないのだ。
いや、あのカルタゴ人がおかしいんだけど。ローマ一強に飽きた神が暇潰しにバグキャラを投入したとしか思えない。

これまでの歴史にない規模の戦費と人命の浪費は帝国を泥沼に引きずり込んでいく……
人間はそう簡単に損切り出来ないのだ。コンコルド効果である。
身近な例で言うと「家賃分を課金してガチャを回したのに沖田さんも看板娘も出ない……auゲームが20%還元の今のうちに倍プッシュすべきでは?」という葛藤。
※上記はあくまで比喩であり実在の人物とは関係ありません。


グランツ君が沈静化されてしまった……
防殻は展開してたし多分生きてるだろ。ネギまじゃあるまいしアニオリでメインキャラは殺さないだろ。

アンソンさんはなぁ。
奥さんの様子を知ってる側としちゃ退役して会いに行ってやれよと思うが、完全に復讐に取り憑かれてるね。
おのれ存在X!ビザンツ皇帝と遊んでりゃいいものを。

11話でアンソンさんと決戦、12話でド・ルーゴ将軍のダイナモ作戦かな。
ここまで色々とカットしたんだし幼女戦記の醍醐味である末期戦を予感させるラストであってほしい。




テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

零れ落ちる勝利 幼女戦記 第拾壱話「抵抗者」 感想




ターニャは敵のライン方面軍司令部を強襲し、共和国軍の指揮系統撃滅に成功。その機に合わせ、帝国軍は坑道戦術でライン戦線左翼の敵陣地を突破。続けて機動力を活かした回転ドア作戦により、遊兵化した敵主力部隊を完璧に包囲した。あとわずかで共和国との戦争を終わらせられる。平和が戻ってくれば安定した出世の道が待っている。そんな確信を抱きながら、ターニャは大隊を率いてライン戦線に赴いていた。その数刻前、帝国軍が劣勢と見ていた連合王国は、本格的な参戦を開始。もはや遅すぎた介入ではあったが、そこにはターニャに憎悪を燃やすアンソンが、義勇兵として参加していた。アンソンは不意を突いてグランツを撃墜し、大隊との戦闘を開始する。



脚本:猪原健太 絵コンテ:立川譲 演出:立川譲 作画監督:牧孝雄



デグさんのケツを掘りたい。

アンソン大佐、人間味がなくてすげー不気味。
エレナの聖釘を使ったアンデルセン神父に落胆したアーカードの旦那の気持ちが分かった。
デグさんに「恐れを知らないものよ」と言ってたら面白かった。

張り付いて自爆はノルデンでデグさんがアンソン大佐の部下にやったのをやり返された形。

ヴァイスを庇うデグさんは立派な上官すぎる。

二〇三の損耗率の低さは各国にとって悪夢。
じゃがいもは本当に凄い奴だったよ。

水着回。やったぜ(白目)

ド・ルーゴ将軍によるダンケルク。
この時代の軍人や政治家が首都を占拠したら終戦と思っても仕方ないよね……
協商連合も亡命政府を作ろうとしてたんだけど、そっちはデグさんが知らず知らずのうちに阻止してたんだよな。

強行偵察任務の独断専行が出来ていれば……
でも再起の芽を事前に積んでしまうと自身の正しさを弁明出来なくなるというジレンマ。
マブラヴの世界でもカシュガルのハイヴへ核攻撃しようとして狂人扱いされてたな。カッサンドラの辛さよ。

あの上官(この戦争狂、まだ戦い足りないのかよ)とか思ってたよね。
アニメの実況を見てると軍事や歴史知識のある視聴者とない視聴者の温度差がこの場面と同じだった。

当時の常識から客観視すると余計な火種を生み出そうとしているようにしか見えない。
色々と状況は違うが武田勝頼は織田信長と和睦交渉中だったので高天神城に後詰めを送らなかったらしい。
詳しくは平山優氏の「武田氏滅亡」を読もう。角川より大好評発売中。

コミックスの4巻から6巻を3ヶ月連続刊行するらしい。
同志東條チカの献身には頭が下がる。



テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

帝国の戦いはこれからだ! 幼女戦記 第拾弐話「勝利の使い方」 感想




ライン戦線の包囲殲滅戦から数日後。敵の主力を撃破した帝国軍は、直ちに共和国の首都パリースイィを制圧。遂に輝かしい勝利を手にした。ターニャも勝利に沸きかえる帝都にて、ようやく手に入れた平和な生活を喜んでいたが、そこに共和国海軍が撤退中との報せが入った。ターニャは共和国のド・ルーゴ将軍が、本土を捨てて反抗勢力の一部を南方大陸に逃そうとしていることを見抜き、独断専行で出撃しようとする。だが寸前のところで、参謀本部より停戦命令が発令されてしまった。大隊の各員が束の間の休暇を楽しんでいるなか、戦争を終わらせる機会を逃したターニャは、これまでにない失意と憤りに崩れ落ち、参謀本部へと向かう。



脚本:猪原健太 絵コンテ・演出:春藤佳奈 作画監督:髙田晴仁 / 谷口宏美



我々が一人でもいる限り、共和国は戦い抜く。
そして、平凡ながら最後には我々が立っていればよい。
戦争とはそういうものだ。



ビアホールで酒盛りイエーイ!
前回の感想で「ゼートゥーア閣下なら分かってくれるよ!」という視聴者が結構いたんだけど悲しいなぁ。
頭が良くて合理的だからこそこれ以上戦争継続する筈がないと思ってしまった。
俊英揃いの参謀本部も過去の戦史にはない今次大戦においては判断を鈍らせてしまうのだ。故に勝利の仕方は知っていても使い方は知らない。
政治家も穏当な講和案を用意してて、まさか共和国が未だ反抗する気満々だとは夢にも思わず。

後醍醐天皇やナポレオンみたいに捲土重来を目指した例は過去にもあるんだが、共和国と状況が違いすぎるしなぁ。
「帝国が覇権国家になる事への周辺諸国の危惧」という観点から説得しようにも「だからって共和国の戦力をこれ以上すり潰すのは本末転倒じゃない?」と返されそう。
デグさんだってダンケルクを知らなければあそこまで必死にはならないだろうし。

軍神マルス「ターニャちゃんハアハア」
帝国はドイツ系だからテュールとかじゃないかなって気もするけど。


連邦のシーンでちらりと映ったのは同志ロリヤ!同志ロリヤじゃないか!


合州国からはメアリー・スーが義勇兵に志願。
募兵事務所のおっさんはもっと全力で止めろや!あんな子が戦争に行くなんてあってはならない事だろ!
ドレイク中佐!後は任せた!


Cパート
二〇三隊員(((少佐殿はお疲れだ……)))
神を失業させてやれって原作だとV1で共和国司令部を奇襲する時に言った台詞だね。

南方大陸への派兵は僅か2個師団。
それでもロメール将軍なら……ロメール将軍ならきっとなんとかしてくれる!




テーマ : 2017年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

プロフィール
リンクフリーなのでお気軽にどうぞ。

とうゆき

Author:とうゆき

 
最新記事
カテゴリ
ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる